世界短編傑作集(1) 創元推理文庫

江戸川乱歩(編者)

• 販売会社／発売会社: 東京創元社
• 発売年月日: 1960/06/17
• JAN: 9784488100018

商品レビュー

2010/05/28

ミステリファンならば…

[文庫ＯＦＦ]

ミステリファンならばこのシリーズはマストアイテム！　古臭さは感じますが必読でしょう。

2010/05/28

江戸川乱歩の序に始ま…

[文庫ＯＦＦ]

江戸川乱歩の序に始まり、往復書簡形式のユーモラスな『人を呪わば』、ゴミから真相を探り出す『レントン館盗難事件』、ややシリアスな『医師とその妻と時計』、安楽椅子探偵隅の老人が活躍する『ダブリン事件』、天才科学者が脱獄に挑む『十三号独房の問題』、迷探偵が不思議な事件に遭遇する『放心家組合』そして中島河太郎の解説に終わる名アンソロジー。世界の傑作集によく採られるものから厳選しただけあってすばらしくおもしろいです。

2024/12/02

海外モノのミステリーは守備範囲外でしたので、古典的な作品アンソロジーということで、古本屋で購入してみました。
かなり古めかしい設定だけど、100年以上も前の作品なんですね。

人を呪わば
タイトルは「人を呪わば、穴二つ」から来てるのかな？
孔がふたつ出てきたし。
原題は「The Biter Bit」でミイラ取りがミイラになる、みたいな意味らしい。

安全マッチ
軽快なオチが心地いいです

レントン館盗難事件
こちらにも偶然か、マッチがキーアイテムになってるのでちょっと混同してしまった

医師とその妻と時計
哀しい人情もの。んなアホな！っていうトリック？だけど、ドラマがあった。

ダブリン事件
安楽椅子探偵の先駆とのこと。

十三号独房の問題
「思考機械」の異名をもつエキセントリックな教授が活躍する。