商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 1997/10/18 |
JAN | 9784003115312 |
- 書籍
- 文庫
書物
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商品レビュー
3.8
6件のお客様レビュー
書物について書かれたエッセイ的書物 個人的には、乙篇(柴田宵曲)からが、読みやすかった。芥川龍之介についての話などあり楽しめた。 気に入った文 『要するに書物についても、己の心から要求する書物を求めて、それを読むことに依って己を養って行こうとすべきである。』p.86 『一世に...
書物について書かれたエッセイ的書物 個人的には、乙篇(柴田宵曲)からが、読みやすかった。芥川龍之介についての話などあり楽しめた。 気に入った文 『要するに書物についても、己の心から要求する書物を求めて、それを読むことに依って己を養って行こうとすべきである。』p.86 『一世に持囃される者が必ずしも真の人物でないように、洛陽の紙価を高らしむるものだけが名著ではない。』p.332 岩波文庫 8冊目。
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ストレートな書名だが、中身は本に関しての愛情と碩学という言葉がぴったり来る知識量で、ふとした時に読み返したくなる。
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とても面白かった。書物好きによる、書物好きのための、書物への愛に溢れた随筆集。近世史研究家の森銑三氏と柴田宵曲氏の随筆が収録されている。両氏とも内容は勿論のこと、品のある文章も読んでいて心地よかった。書物の素晴らしさだけでなく、出版関係者や一般読者への厳しい意見も見られる。昭和初...
とても面白かった。書物好きによる、書物好きのための、書物への愛に溢れた随筆集。近世史研究家の森銑三氏と柴田宵曲氏の随筆が収録されている。両氏とも内容は勿論のこと、品のある文章も読んでいて心地よかった。書物の素晴らしさだけでなく、出版関係者や一般読者への厳しい意見も見られる。昭和初期に書かれたものだが、出版物の氾濫や文章力・読解力の低下などの問題は現代と変わるところがないようだ。日本人の手になる古典文学を読みこなせるだけの読書力がほしい。
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