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ノックの音が 講談社文庫
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ノックの音が 講談社文庫

星新一(著者)

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ノックの音が 講談社文庫

363

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 1972/08/15
JAN 9784061311138

ノックの音が

¥363

商品レビュー

3.9

16件のお客様レビュー

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2022/09/03

1972(昭和47)年発行、講談社の講談社文庫。15編。「ノックの音がした。」で始まる作品集。作品の性質上、ノックされた部屋で話が完結する。ただし、部屋は自室とは限らずホテルや病室もある。病室での作品は洞察力がある人ならオチが読めたのではないだろうか。その他、犯罪者が主人公の作品...

1972(昭和47)年発行、講談社の講談社文庫。15編。「ノックの音がした。」で始まる作品集。作品の性質上、ノックされた部屋で話が完結する。ただし、部屋は自室とは限らずホテルや病室もある。病室での作品は洞察力がある人ならオチが読めたのではないだろうか。その他、犯罪者が主人公の作品は星作品フリークなら類型があると思うかもしれない。しかし、それも含めてなかなか面白い作品集である。 収録作:『謎の女』、『現代の人生』、『暑い日の客』、『夢の大金』、『金色のピン』、『和解の神』、『計略と結果』、『職務』、『しなやかな手』、『感動的な光景』、『財産への道』、『華やかな部屋』、『唯一の証人』、『盗難品』、『人形』、他:「解説」石川喬司、「年譜」(著者自筆)(昭和48年6月)、さしえ:村上豊、備考:『人形』以外の14編は「サンデー毎日」に連載、(解説と年譜より)メモ:文庫本の『ボッコちゃん』と『ようこそ地球さん』は、単行本の『人造美人』と『ようこそ地球さん』の作品すべてが収められている。

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2022/02/10

 いつも行く図書館で日本文学の書架を眺めていた折に、たまたま目にとまった本です。  星新一さんの著作は、わたしが中学生のころですから、今から50年ほど前にはよく読んでいました。ともかく星さんのショートショートは、そのスマートなプロットと意表を突いた驚きのラストが魅力でした。  今...

 いつも行く図書館で日本文学の書架を眺めていた折に、たまたま目にとまった本です。  星新一さんの著作は、わたしが中学生のころですから、今から50年ほど前にはよく読んでいました。ともかく星さんのショートショートは、そのスマートなプロットと意表を突いた驚きのラストが魅力でした。  今回、久しぶりに読み通してみたのですが、思うところといえば “一級品は、月日を経てもやはり一級品だった”ということですね。

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2016/03/10

全15編の短編が全て、「ノックの音がした」から始まる。解説にもあるように、物語の最初に必ず物語の人物、時刻、部屋の様子等が描かれているが、漠然としていて頭に強いイメージを与えすぎず、自分の想像の世界にのめりこんで読むことができた。また、各短編には犯罪や、人間の欲が関わってくるもの...

全15編の短編が全て、「ノックの音がした」から始まる。解説にもあるように、物語の最初に必ず物語の人物、時刻、部屋の様子等が描かれているが、漠然としていて頭に強いイメージを与えすぎず、自分の想像の世界にのめりこんで読むことができた。また、各短編には犯罪や、人間の欲が関わってくるものが多く、普通ならここでこうするだろうなという予想がしやすい分だけ最後のオチにはまってしまう面白さがあると思う。巻末の解説にある作者の基本的姿勢「すべての常識を疑ってかかる」が、この本を読んでとても感じられた。特に印象に残っているのは、「夢の大金」「金色のピン」「和解の神」「財産への道」

Posted by ブクログ

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