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煩悩の文法 体験を語りたがる人びとの欲望が日本語の文法システムをゆさぶる話 ちくま新書
748円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2008/07/09 |
JAN | 9784480064387 |
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煩悩の文法
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煩悩の文法
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商品レビュー
3
8件のお客様レビュー
ムカデの足の一本をさも読者の興味を引くだろうとして文字通り上げ足を取って見せ意味もなく文庫のページまでご丁寧に提示した引用をもってしてもそもそも何の気付きも面白さも楽しさもないがそれでもあっという間に読了したのはもちろん話の運び方が上手かったからではなく情報量が少なく薄っぺらいた...
ムカデの足の一本をさも読者の興味を引くだろうとして文字通り上げ足を取って見せ意味もなく文庫のページまでご丁寧に提示した引用をもってしてもそもそも何の気付きも面白さも楽しさもないがそれでもあっという間に読了したのはもちろん話の運び方が上手かったからではなく情報量が少なく薄っぺらいためで思わせぶりなタイトルの付け方だけは上手くそこから期待した社会的な言及は終盤になって「自分の守備範囲ではない」などとあっけなくかわし気分が悪いまま紐を閉じたわけだがもしこんなのが言語学なるものの主流だというならば何のために言語を研究するのかがわからなくなるほどで直近に読んだ金川の言語学というものへの愛情からは程遠いと感じた
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「自分の話を聞いてほしい」という形で現れる自己への執着。 本書では、それを「煩悩」と名付け、それが文法に影響を与えるさまを伝える。 ワクワク型の体験の中核にある「探索」、ヒリヒリ型の体験の中核にある「体感」。 いずれもその度合いが強ければ、語るに足る「体験」となる。 探索領域が...
「自分の話を聞いてほしい」という形で現れる自己への執着。 本書では、それを「煩悩」と名付け、それが文法に影響を与えるさまを伝える。 ワクワク型の体験の中核にある「探索」、ヒリヒリ型の体験の中核にある「体感」。 いずれもその度合いが強ければ、語るに足る「体験」となる。 探索領域が未知なら、探索課題があれば、体感度が高ければ、などの条件により、同じ語の使用が自然になったり、不自然に感じられたりする。 こういったことを、いろいろな局面から解き明かしていく。 例えば―。 「あの本には時々間違いがある。」のような、空間的な分布を、頻度語「時々」で表せる。 でも、「四つ葉タクシーも三か月に一度くらいいますよ。」とは言えない。 「三か月に一度」という数値化された頻度語は体感度が低いためであるという。 「た」の分析が面白かった。 想起や反実仮想の意味も、根幹はやはり過去の意味に統合できるらしい。 ただ、それには出来事の時間が過去という従来の考え方から、情報のアクセスポイント(話し手が情報にアクセスするための時間軸上の拠り所)という考え方を導入し、アクセスポイントが過去なのだ、と考えるそうだ。 私にとっては、目からうろこの落ちる思いだった。 これぞまさしく、ワクワク型の体験で、今の私自身も、煩悩に突き動かされいている、ということか(笑) 川口澄子さんの絵もかわいらしいだけでなく、図解としての役割をしっかり果たしている。
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「体験の文法」がある。 例文がいちいち面白いな。臨場感あふれている。 最初は用例が少ないとか思ったけど、それでなければ分からないものもあるし、語用論って意外と大事なのかも。
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