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原研哉【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2008/05/30
JAN 9784120039379

商品レビュー

4

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2025/12/14

・デザイナーはものでなくことを作っている。 ・白は感受性である。 ・色は全感覚的なもの。 ・伝統色とは単に物理的な光の属性を言うものでなく、それ以外の多くの質や感受性を同時に運ぶ。 ・白は色であることにとどまらない。色を逃れた分だけ強く物質性を喚起させる質感であり、間や余...

・デザイナーはものでなくことを作っている。 ・白は感受性である。 ・色は全感覚的なもの。 ・伝統色とは単に物理的な光の属性を言うものでなく、それ以外の多くの質や感受性を同時に運ぶ。 ・白は色であることにとどまらない。色を逃れた分だけ強く物質性を喚起させる質感であり、間や余白のような時間性や空間性をはらむものであり、不在やゼロ度のような抽象的な概念も含んでいる。 ・白は表現のコンセプトとして機能しているのでは? ・文化や文明を少し感覚的な視点で観察すると、その時代に常に人間の近くにあり、感覚を覚醒させ、創造への意欲をかき立てた触媒というものが見つかる。 ・文化は人間の意欲に呼応している。意欲と言う帆をはち切れんばかりに膨らませる風の一翼を担うもの。そういう物質が、文化や文明の傍らにはかならずある。 ・物理的に白い色が必ずしも白い印象を感じさせるわけではない。 ・何もない空白に、細密な描写以上の豊かなイマジネーションを見立てていくという、逆説的な絵画表現を日本人は尊び、育んできた。 ・書かれていない空白地点を情報のゼロ地点とは見なさない。そこにこそ意味の比重を加算しようとする心性が日本人の美意識の重要な一端を作っている。 そこに、コミュニケーションコンセプトとしての重要な側面がある。 ・何もないということは、何かを受け入れることで満たされる可能性を持つということ。 空っぽの器を負の意味に取らず、満ちるべき潜在力と見る所に、コミュニケーションの力学が動き出す。 ・コミュニケーションは、有意味な内容物の受け渡しであると考えられがちであるが、必ずしも内容物を介さなくてもコミュニケーションは成り立つ。 コミュニケーションとは、人と人との意識が疎通することであり、それは目と目を合わせるアイコンタクトのようなものも含める。 ・シンボルの本質は受容力、すなわちエンプティネスそのものである。 したがってシンボルの規模は、その受容力に比例する。 白地に赤い丸は単純な造形で抽象度が高く、多義的であるために、実に多様なイメージを受け入れるシンボルになる。 ・ただの饒舌は言葉の価値を下落させ、意味のインフレーションを引き起こす。 有効に用いられる沈黙こそ意味の価値を担保し、そこに叡智を呼び起こす思考やコミュニケーションの要。 ・既知化し惰性化した知識を、根源の方に戻して感じ直してみる事で、僕らは新鮮に物事を認識し直す事ができる。 「分かる」とは元来、そういうことだったのではないだろうか。さらに言えば、そのような「未知化」を意図的に行い、「分かる」を成就させることの中に表現の本質があるのでないかと思う。 ・世界のリアリティに無限におののき続けられる感受性を創造性と呼ぶ。 ・

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2025/04/20

子供の学校で、入学までに読んで、レポートを買いておくこと、として購入を義務付けられた1冊。そんなに良い本なのだろうかと読んでみた。 白とは色ではなく感性である。混沌として全てが混ざり合ったグレーの中から突出して湧き上がるもの、それが、作者の中で白のイメージと重なるというようなこと...

子供の学校で、入学までに読んで、レポートを買いておくこと、として購入を義務付けられた1冊。そんなに良い本なのだろうかと読んでみた。 白とは色ではなく感性である。混沌として全てが混ざり合ったグレーの中から突出して湧き上がるもの、それが、作者の中で白のイメージと重なるというようなことをはじめとして、、難しい言葉を駆使してとても難しく書いていた。 20代ごろまでだったら、こういう文章好きだなと酔いしれていたかもしれない。ここまで洗練された文章は、もちろん自分には書けないが、私も実際にまどろっこしいわかりづらい文章ばかりを書いていた時期があって、高校の時の担任に「あなたの文章はわかりづらくて、読む人に失礼ですね」と,釘を刺されたこともあったくらいだ。 多くの文章を読むうちに、そして歳を重ねるごとに、良いと思う文章の質が変わってきた。 イメージを言語化する、その過程に、そしてそれにフィットした言葉が見つかったときに、高揚するのはとてもわかる。その高揚感はとても気持ちが良い。 エントロピーという言葉が出てきた。初めて知った言葉だが、知って周りを見てみると、結構使われているようだ。この考え方を、この言葉を知ることができたのは良かった。

Posted by ブクログ

2024/05/11

詩を読んでいるようでした。 白に対しての解釈が余白だったり紙だったり、白の捉え方が様々で、途中これは何の話だっけ?ってなったけど、白という題材でここまで広げられることは解釈と想像の幅が広いなと思った。

Posted by ブクログ