内科診断学 第2版 CD-ROM付

福井次矢(著者), 奈良信雄(著者)

• 販売会社／発売会社: 医学書院
• 発売年月日: 2008/03/01
• JAN: 9784260002875

商品レビュー

2025/11/18

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2012/08/20

言わずと知れた内科診断学の良書の一つ。
秀逸なのは、症候論的なアプローチに加えて、エッセンシャルミニマムの疾患の重要知識を網羅している所。
但し、あくまで「内科診断学」であり、全ての疾患を満足できる訳ではないと言う事を肝に命じる必要があると思う。
それこそ「考える技術」などの診断学の実践的アプローチを記載した本との併用が必要。

因みに、私は「コア臨床症例から基礎病態生理へ メルボルン大学式統合型PBL」を用いた勉強会で主に使っていました。
また、国家試験対策として、「Question Bank」が一通り終わった後、症候別に疾患を考えるトレーニングをする上でも、主訴から確定診断を得るアルゴリズムを把握する事は極めて有用でした。

そして、案外評価されていないように思いますが、身体診察から診断に至るまでに肝となる項目についての記載や医療面接の考え方についても充実しています。
イメージとしては「診察法」「診断学」「内科学」と言う三つの柱から成っている本と考え、日常診療や実習の度に見返したい本の1つです。

2008/07/13

座学の時までは病気ごとにまとまった知識を持つことが大切となりますが、臨床実習に入るとそれとは逆の方向のある症状に対してどんな鑑別疾患が考えられるかが大事になってきます。この本はそれを学ぶのにすごく良い本だと思います。