商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 1996/04/20 |
JAN | 9784488401153 |
- 書籍
- 文庫
何者
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何者
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商品レビュー
3.9
11件のお客様レビュー
「何者」「暗黒星」2編を収録。 「何者」は既読でした。途中まで気付かず読んでいたけど、井戸からの足跡あたりで、あ、読んだことあると気付きました。NHKの満島ひかりが明智小五郎役を演じていたドラマが記憶に新しい。(あのシリーズもっとやってほしい)明智小五郎が正体を明かすシーンが皮肉...
「何者」「暗黒星」2編を収録。 「何者」は既読でした。途中まで気付かず読んでいたけど、井戸からの足跡あたりで、あ、読んだことあると気付きました。NHKの満島ひかりが明智小五郎役を演じていたドラマが記憶に新しい。(あのシリーズもっとやってほしい)明智小五郎が正体を明かすシーンが皮肉っぽくてとても好き。乱歩作品は既読のものでも読むたびに新鮮に面白い。 「暗黒星」こちらは初読み。 明智小五郎って初期?の頃は変装苦手っていう設定だったんだ…?と意外でした。明智小五郎といえば変装の名手というイメージだったので、この明智小五郎は偽物ではないのかと疑って読んだりしてました。 スクリーン上に映し出された顔が焼け爛れていくというシーンや、かけてある洋服に混ざって覆面の犯人が潜んでいたという演出がいちいち不気味でとても良い。たまらん。創元推理文庫のこのシリーズは連載時の挿絵があるのがいいですね。 ラストまで読むと、この2編がどういうコンセプトでチョイスされたのかが分かりました。
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無名時代、習作時代と言ってもいいかもしれないその頃の短編集。トリックも軽々しい、登場人物も粗削り。乱歩にはこの頃から巨人と言われるまでの間に大きなカタストロフィックな転機があったような気がしていている。
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このシリーズは、雑誌連載時の挿絵が復刻してあり、昔の雰囲気で味わい深く読めるのがとてもよい。 ============================== 『何者』 冒頭の文はどういう意図のものなのだろう。なぜ素直に「わたしは」で始まってはいけないのだろう。 『暗黒星』 子供のこ...
このシリーズは、雑誌連載時の挿絵が復刻してあり、昔の雰囲気で味わい深く読めるのがとてもよい。 ============================== 『何者』 冒頭の文はどういう意図のものなのだろう。なぜ素直に「わたしは」で始まってはいけないのだろう。 『暗黒星』 子供のころ読んで、なんとなく内容は覚えていたものの、犯人は忘れていた。なんか女の人だったような気がしていたので、その記憶違いにも助けられて面白く読めた。
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