商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 平凡社 |
発売年月日 | 2002/08/10 |
JAN | 9784582764406 |
- 書籍
- 新書
スピノザ
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スピノザ
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商品レビュー
4.1
8件のお客様レビュー
ドゥルーズによるスピノザ入門。ドゥルーズの本は読んだことはないのだが、先入観で難解な哲学者という印象を持っていたので理解できるのかどうか不安ながら読んでみたところ、文章は思いの外、平易だった。生涯の解説ではスピノザの破門についての情報が多く、当時のユダヤ人社会の様子がよく説明され...
ドゥルーズによるスピノザ入門。ドゥルーズの本は読んだことはないのだが、先入観で難解な哲学者という印象を持っていたので理解できるのかどうか不安ながら読んでみたところ、文章は思いの外、平易だった。生涯の解説ではスピノザの破門についての情報が多く、当時のユダヤ人社会の様子がよく説明されている。領土を持たない民族の難しさはアーレントの本を読んでいるときにもあった問題だ。思想についての解説は倫理と道徳、スピノザにとっての悪についての説明に焦点が当てられていた。第5部でのスピノザの思想の変遷についてが興味深く、なぜ「知性改善論」が未完で終わったのかについての考察にドゥルーズの研究者として側面を見ることができる。第6部では途端に饒舌な文章になり、これが本来のこの人の語り口なのだろうなという片鱗をみた気がする。回りくどい文章ながらもドゥルーズのスピノザに対する愛を感じることができる。本書を通して印象的だったのはニーチェを何度か引き合いにだしていること。「難解な哲学者」という印象は少し和らいだので、別の出版社から出ているドゥルーズのニーチェ解説も読んでみようと思った。 この本のメインはあくまでも「エチカ」の概念解説だと思うのだが、これについては原文を読みながら改めて時間をかけて取りみたい。
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スピノザ―実践の哲学 (和書)2009年04月30日 21:53 2002 平凡社 G.ドゥルーズ, 鈴木 雅大 なかなか読み易かった。頭の中で柄谷行人の書いていたことと照らし合わせて読んでみました。そうするととっても読み易い。まだドゥルーズの作品は少ししか読んでいないから分...
スピノザ―実践の哲学 (和書)2009年04月30日 21:53 2002 平凡社 G.ドゥルーズ, 鈴木 雅大 なかなか読み易かった。頭の中で柄谷行人の書いていたことと照らし合わせて読んでみました。そうするととっても読み易い。まだドゥルーズの作品は少ししか読んでいないから分からないけど、柄谷行人はカント言う啓蒙というものが明確に現れているけど、ドゥルーズはどうなのかなっておもっています。どうなんだろう?捕らえ所が無い感じがするんだよね。わざと書いているんじゃないかと思うぐらいです。それとも僕の勉強不足か。でもこの作品は良かった。
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四章は読まなかった ドゥルーズという名前だけで恐れてたけども、思ってたより読める スピノザの用語はある程度理解しておくべき、というか、そのために四章があるのか
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