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柔らかい土をふんで、
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柔らかい土をふんで、

金井美恵子(著者)

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柔らかい土をふんで、

1,760

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 1997/11/17
JAN 9784309011790

柔らかい土をふんで、

¥1,760

商品レビュー

4

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2026/02/03

決して短くない一段落の中にほとんどの場合最後の一行以外に句点のない、読点だけで繋がれた文章が一段落ごとに改行なく連なっており、主語がないこともあり、どの文章がどこに係るのかもわからず、同じ文章が繰り返し挿入されてもおり大層読みにくく意味も取りにくい。その代わりに文字をぎっしりと詰...

決して短くない一段落の中にほとんどの場合最後の一行以外に句点のない、読点だけで繋がれた文章が一段落ごとに改行なく連なっており、主語がないこともあり、どの文章がどこに係るのかもわからず、同じ文章が繰り返し挿入されてもおり大層読みにくく意味も取りにくい。その代わりに文字をぎっしりと詰め込んでいるから、書痴ばかりは喜ぶであろうが、個人的には評価は難しい。 あとがきから作者の文構造の意図の一部は取れるものの、本書のテーマもわからず、文章の読みにくさと同じ文章の繰り返しのせいでストーリーもあらすじすら怪しい。 しかしながら文章はしっとりとした官能の香りを漂わせており蠱惑的ではある。

Posted by ブクログ

2006/05/25

世界が単一のことしか物語らず、何かを見ても必ず何かを思い出す時。人は狂ってしまっているのかもしれません。でも、それが小説なら。なんと官能的なんでしょう。

Posted by ブクログ

2004/12/29

繰り返し繰り返し語られる物語がある。時代がかった大袈裟な作りのドレスの脱ぎ難さ、湿ったコンクリートの床のアンモニアとレモンが混じった臭い、濃い桃色に赤と白の縞のある靴下止めに締め付けられて熱くなり、赤くなった太股の付け根の痒み、しゃがんでいると汗ばんでぬるぬるするひかがみ。 モー...

繰り返し繰り返し語られる物語がある。時代がかった大袈裟な作りのドレスの脱ぎ難さ、湿ったコンクリートの床のアンモニアとレモンが混じった臭い、濃い桃色に赤と白の縞のある靴下止めに締め付けられて熱くなり、赤くなった太股の付け根の痒み、しゃがんでいると汗ばんでぬるぬるするひかがみ。 モーツァルトのピアノソナタのバリエーションのように繰り返すたびに微妙にかたちを変えて、しかし執拗に語られるそれらの事柄が読み手の記憶の底に沈んでいき、再び姿を現わしたときには、あたかも読み手自身の幼少期の体験が記憶の井戸の底から浚われ、晒されて、不意に表出したかのような錯覚をおぼえる。この人は本当に、ただ一つの物語をのみ語り続けてきたのだなあ、最初っから。

Posted by ブクログ