商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 1975/09/27 |
JAN | 9784488508036 |
- 書籍
- 文庫
一杯の珈琲から
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
一杯の珈琲から
¥550
在庫なし
商品レビュー
4.2
14件のお客様レビュー
一種のドタバタ喜劇なんですけどね、実に品が良い。今出来の「こう書きゃ読者を笑わせられるだろう」といったギタギタした安っぽさが無くて、ホンワカとしていて余裕があります。”ラブコメ”に分類した人も多く、それはそれで判るけど、あえて省略などせずきっちりと”ロマンチック・コメディ”と呼び...
一種のドタバタ喜劇なんですけどね、実に品が良い。今出来の「こう書きゃ読者を笑わせられるだろう」といったギタギタした安っぽさが無くて、ホンワカとしていて余裕があります。”ラブコメ”に分類した人も多く、それはそれで判るけど、あえて省略などせずきっちりと”ロマンチック・コメディ”と呼びたい作品です。 そりゃあ確かに古いです。もう80年も前、1938年に書かれた本ですから。今になってみれば使い古された技法だったり、予定調和に見えたりもします。でも、出版当時は目新しく、むしろこれを先駆として広まって行った物もあるのではないかと思います。
Posted by
「ドイツ文学」で検索して表示された小説のなかから、そのオシャレな表題に引かれて購入。実はドイツの情熱あふれた小説を期待していたが(ケストナー作品は読むのは初めて)、あっさりとした軽いタッチの小説で、ある意味、思惑とは違っていた。 でもそれが悪い評価につながるわけではない。登場人...
「ドイツ文学」で検索して表示された小説のなかから、そのオシャレな表題に引かれて購入。実はドイツの情熱あふれた小説を期待していたが(ケストナー作品は読むのは初めて)、あっさりとした軽いタッチの小説で、ある意味、思惑とは違っていた。 でもそれが悪い評価につながるわけではない。登場人物も少なく絞り込まれ、場面もザルツブルク(オーストリア)とライヘンハル(ドイツ)がほとんど。まるで舞台劇を見るように物語は進んでいく。ーそうか、舞台か恋愛映画を見るような感覚でこの小説を読めばいいのか。 しかも発表が1938年なので、現代のゴテゴテした恋愛ではなく、例えば「ローマの休日」みたいに、本当に二人でいるだけで楽しいというような、キッスだけでドキドキ。ウインクだけでお互いがわかりあえる、といった感じ。 (書いてて恥ずかしくなりました(*^_^*)) この本を読むなら、どこで読むか、も重要。モーツァルトなどのクラシックのかかる、内装や食器にも気配りされた、古い感じの喫茶店がいいですね。注文は、もちろん、ウインナーコーヒー! (2007/3/11)
Posted by
珈琲代を借りたきっかけで出会った女性と恋に落ちる男の日記小説。 悪意を疑わずに読めるラブコメって良いですね。登場人物紹介が内容のネタバレをしていた事もありハラハラせずに読めた。
Posted by