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テレビ、このやっかいな同居人 朝日文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
| 発売年月日 | 2008/05/07 |
| JAN | 9784022615701 |
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テレビ、このやっかいな同居人
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商品レビュー
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1件のお客様レビュー
テレビ登場40年後の状況を、彼は本書の冒頭で「テレビとはこういうものだ、気をつけなさいと言う、テレビとの付き合い方を最初の頃に、勉強しておくべきだった。それをしてこなかった弊害が、今起きているといっていい」と喝破している。まったくその通りだと思う。 彼はテレビを「悪魔の発明」...
テレビ登場40年後の状況を、彼は本書の冒頭で「テレビとはこういうものだ、気をつけなさいと言う、テレビとの付き合い方を最初の頃に、勉強しておくべきだった。それをしてこなかった弊害が、今起きているといっていい」と喝破している。まったくその通りだと思う。 彼はテレビを「悪魔の発明」と呼んだ。数年前アメリカでこんなテレビCMを見た。ボーっとしながらテレビを見ている人の後ろから有名俳優が忍び寄り、「そうそう、もっとテレビを見なさい」と言う。いやらしい笑みを浮かべながらマスクを取るとそれは宇宙人だった。なんのCMだったか忘れたが、こんなことが起きたら自分は気が付かないのだから怖い。しかし阿久悠さんはアメリカはこれと似たようなことをもうやっていると指摘している。 もうひとつ面白い彼の指摘はラジオ対テレビである。茶の間という空間からラジオは追い出されテレビの天下になったが、ラジオは深夜放送の開始で時間戦争で革命を起こした。「テレビが(中略)硬直した常識の結果、特異性と革新性を失うとするなら、空間すらもラジオに奪還される危険もある」と指摘している。この本が書かれたのが1998年。それから12年、インターネット対テレビの戦いで、テレビは革命を起こせるのであろうか。
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