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千住家にストラディヴァリウスが来た日 新潮文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2008/05/01 |
| JAN | 9784101210322 |
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千住家にストラディヴァリウスが来た日
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千住家にストラディヴァリウスが来た日
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商品レビュー
3.7
17件のお客様レビュー
千住真理子さんのリサイタルを聴いてからの読了。 とりつかれているかのようだった演奏 これを読むとあのヴァイオリンがやはりストラディヴァリィウスだったのかな、とも思う 千住さん、歩き方ひとつとっても、先に心が動かされているような歩き方だった 子育てと、ヴァイオリンとの二人三脚...
千住真理子さんのリサイタルを聴いてからの読了。 とりつかれているかのようだった演奏 これを読むとあのヴァイオリンがやはりストラディヴァリィウスだったのかな、とも思う 千住さん、歩き方ひとつとっても、先に心が動かされているような歩き方だった 子育てと、ヴァイオリンとの二人三脚が平行、には疑念が残るが、(もはや敢えて並べるものでもない?) 楽器への愛情がひしひしと伝わる
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芸術家三兄妹の母親の手記。 ヴァイオリニストの娘がストラディバリウス・デュランティを手にするまでの家族のお話。 勢いのある文章で一気読み。千住真理子さんのストラドの演奏を聴いてみたい。
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千住家という稀有な一家が、ストラディヴァリウス=デュランティという魔力を持ったヴァイオリンを引き寄せる。 というより、デュランティが千住家を引き寄せた、と言った方が良い。 千住家の一族の純粋さに感銘を受ける。 愚直なまでの正直さを身上とした父親と天真爛漫な母親の愛情を浴びて育っ...
千住家という稀有な一家が、ストラディヴァリウス=デュランティという魔力を持ったヴァイオリンを引き寄せる。 というより、デュランティが千住家を引き寄せた、と言った方が良い。 千住家の一族の純粋さに感銘を受ける。 愚直なまでの正直さを身上とした父親と天真爛漫な母親の愛情を浴びて育った千住三兄妹の人間として、芸術家として成長していく姿に感動するのだ。 この親ありて、この子ありだが、こうして、日本文化になくてはならない三兄妹が生まれた。 純粋なるが故に、傷付き、苦しみ、それを雄々しく乗り越えてゆく一家の団結力が素晴らしい。 長男博は画家。芸大での卒業作品が大学に購入されたという華麗なる経歴を持つ。滝の絵が有名だ。 高野山の金剛峯寺障壁画は、正に空海との対話•対決と言える傑作だ。 次男明は作曲家。彼も芸大での卒業作品が大学に購入されるという名誉を持つ。大河ドラマはじめ多くのテレビ番組にも曲を提供している。 真理子は言わずと知れた世界的ヴァイオリニスト。 真理子のヴァイオリンが満身創痍となり、それに同調するかのように真理子の身体も変調を来す。 ヴァイオリンと人間の身体との共鳴•共感。 そんなことが起こるのだ。 そんな時、突然、奇跡のように、真理子の前にストラディヴァリウスが現れる。 これを何と呼ぶべきか、偶然か必然か運命か。 ストラディヴァリが作成してから300年間、誰にも使用されずに眠っていた「幻のストラディヴァリウス」無傷のデュランティが、突然スイスに出現する。 買い手を求めて、アメリカに渡る途中に偶々日本を経由することになった。 日本はあくまで経由地であって、買い手を求めての寄港ではない。 その時、偶々デュランティに触れるな機会を得た真理子は、この楽器に運命の出会いを感じる。 それを運命と感じたのは二人の兄たちも同様で、二人ともデュランティの生み出す倍音の凄さに圧倒される。 そして、これこそ真理子が手にすべき楽器であると直感する。 二人の兄たちは、自分たちの作品を抵当に入れて多額の借金をしてまで、妹のために、このストラディヴァリウスを手に入れてしまうのだ。 何という兄妹愛! 推定金額 2-3億円。 二人の天才芸術家の兄たちがいなければ、真理子は生涯の伴侶を手に入れることは出来なかったのだ。 ヴァイオリンの入手にも、小説に勝るドラマがあることを教えてくれる。 読み終わると、真理子のデュランティによる演奏を聴きたくなる。 因みに、仕事上の付き合いのあった人は、学生時代、千住真理子と同級生だったという。 最初の授業の自己紹介の際、この人が「ピンク•フロイドが好きです」と言ったところ、授業が終わると近づいて来て「私もピンク•フロイドが好きなんです」と語りかけて来たのが、千住真理子だった由。 同じ趣味が高じて、ロマンスには。。。発展しなかったらしい。 それにしても、千住真理子とピンク•フロイド、意外な組み合わせで面白い。 千住真理子の演奏に「吹けよ風、呼べよ嵐」の風情を感じてみるのも一興かもしれない。 追記 千住真理子のデュランティを実際に聴く機会を得た。 1716年に作られたデュランティはローマ法王に所有され、その後、法王の側近が秘蔵していたため、誰も弾いた者がいなかった。 普通、バイオリンは使用されると何度もニスが塗られて、最初のストラディバリのニスは塗り重ねられたニスの奥に閉じ込められてしまう。 しかし、デュランティはストラディバリの塗ったままのニスだけ。 それだけで、低音の響きが全く違うと言う。 サントリー•ホールで聴いたデュランティの迫力は圧倒的だった。 ホール全体がストラディバリによって震撼した。 それは迫力だけではない。 倍音を伴った繊細な音まで、それを間近で聴くように聴こえる。 その音は、耳にではなく、直接身体に入り込んでくる。 合奏するバイオリンとは比べ物にならない。 この感動は、ライブで体験しなければわからないのではないか、と思った。 千住真理子はこの300歳のデュランティに出会ったから、自分の生命の全てをこの楽器に捧げようと決めたと言う。 毎日生卵三つと、卵白二つ分を摂取。 毎番1キロの水泳。 毎日移動は走る。 食事の時間は極力切り詰めデュランティとの時間を過ごす。 この稀有な天才バイオリニストをしてここまで人生の全てを捧げさせるバイオリンが存在することに心が震える。 デュランティは、千住真理子の身体を通して、その複雑で甘美な音色を聴取に届けてくれる。 生演奏で、その体験を味わってほしい。
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