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十九,二十
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原田宗典(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞出版
発売年月日 1989/10/27
JAN 9784022560742

十九,二十

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商品レビュー

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2013/03/05

「十九、二十」2 著者 原田宗典 出版 朝日文芸文庫 p7より引用 “プチュン、プチュンと電子合成音が頭の中で弾ける。ハイスコ アを出すというただそれだけのために、一体幾ら使ったことだろ う。”  コピーライターである著者による、薄暗い青春を描いた一冊。 とある出版社でバイ...

「十九、二十」2 著者 原田宗典 出版 朝日文芸文庫 p7より引用 “プチュン、プチュンと電子合成音が頭の中で弾ける。ハイスコ アを出すというただそれだけのために、一体幾ら使ったことだろ う。”  コピーライターである著者による、薄暗い青春を描いた一冊。 とある出版社でバイトをすることになった主人公の、二十直前の 日々が描かれています。  上記の引用は、バイトの面接を待っている時の一文。 インベーダーゲームについて書かれていて、その年代を舞台とし ていることが想像出来ます。  先に紹介した短篇集と同じように、全体的に陰気臭いので、明 るく楽しい読書をしたい方には向いていないと思います。 ーーーーー

Posted by ブクログ

2008/07/07

二十歳を迎える一人の大学生の青年。 この時期は、やりたいことがいっぱいあったり、 そのやりたいことをがむしゃらにやってみたりしているという そんな感じで捉えられがちな年齢。 そして、多くの青春小説が、このように描いているであろう。 しかし、この作品の主人公は 自分が何をすべきか...

二十歳を迎える一人の大学生の青年。 この時期は、やりたいことがいっぱいあったり、 そのやりたいことをがむしゃらにやってみたりしているという そんな感じで捉えられがちな年齢。 そして、多くの青春小説が、このように描いているであろう。 しかし、この作品の主人公は 自分が何をすべきか分からず、ただただ毎日を過ごすという生活を送っている。 そして、挫折と失望に駆られる日々を過ごしている。 淡々としたストーリーの始まりなのに、 なぜか、どんどん作品に入り込んでいく。 また、思い切った抑揚のある話の展開ではないのに、 1つ1つの出来事が、その場面場面を色濃く出していると思いました。 ぜひ、学生さんに読んでもらいたい1冊である。 また、学生生活を終え、ちょっと落ち着いた人が読んでも良い作品である。

Posted by ブクログ

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