商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 紀伊國屋書店出版部 |
発売年月日 | 2003/04/01 |
JAN | 9784877664763 |
- 書籍
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DVD 悲情城市
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台湾の地方都市に暮らす人々の物語。 台湾の戦後史をたどる物語なので、事情を知らないと分かりにくい部分もありました。 しかし、登場人物達が皆優しく魅力的に描かれているので、感情移入して見られました。 日本による支配、大陸からやってきた国民政府による支配により 「台湾人の意思は無視...
台湾の地方都市に暮らす人々の物語。 台湾の戦後史をたどる物語なので、事情を知らないと分かりにくい部分もありました。 しかし、登場人物達が皆優しく魅力的に描かれているので、感情移入して見られました。 日本による支配、大陸からやってきた国民政府による支配により 「台湾人の意思は無視されている」社会が舞台。 主人公一家は台湾人の地元ヤクザ。 抑圧された環境に人々は立ち向かっていく時代であり、 一家は革命に巻き込まれていきます。 逮捕、拷問、暴動が続くドラマチックな時代の中にも、 一家の団らんがあり、結婚があり、喧嘩や叱責があります。 革命による理不尽な死が、結婚や出産と同じように、 一家の物語のなかに自然に組み込まれて行くのは、 東洋的な感性だなと感じました。 あと、このヤクザの一家には母がいません。 4兄弟は皆、どこか欠陥を抱えています。 「喪失感」の気配みたいのが全体に濃厚です。 彼らが何を失ったのか、不勉強の私にはハッキリ分からないのでもう一度見たいです。
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