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よろずや平四郎活人剣(下) 文春文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 1985/12/25 |
| JAN | 9784167192143 |
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よろずや平四郎活人剣(下)
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よろずや平四郎活人剣(下)
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商品レビュー
4.8
4件のお客様レビュー
元許嫁の早苗との行く末は?剣術道場の債権は?水野老中の改革の抜く末は? いろいろと期待する結果はあるが、果たして?
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何度読んでもいい!藤沢周平の時代小説は、日本文学の金字塔だと思う。例えば… ① 彦六は浮かない顔をしている。平四郎が荒療治の中身を話して聞かせると、それしかテはありませんと力強くうなずいたのに、いざ実行にかかるとなると、彦六はやはり心配が先立つらしかった。 ❷ 橋の下...
何度読んでもいい!藤沢周平の時代小説は、日本文学の金字塔だと思う。例えば… ① 彦六は浮かない顔をしている。平四郎が荒療治の中身を話して聞かせると、それしかテはありませんと力強くうなずいたのに、いざ実行にかかるとなると、彦六はやはり心配が先立つらしかった。 ❷ 橋の下から吹き上げて来る風はいささかつめたいが、水色の空が頭上にひろがり、日はまぶしいほど橋の上に降りそそいで来る。橋の上手にも下手にも、幾艘かの舟が走っていて、船頭が櫓を押すたびに、櫓の先に日の光が砕けるのが見えた。 ③ 東両国に渡ったところで、二人はそば屋に入って昼食を取った。金は彦六に払わせた。こういう掛かりは依頼人が負担すべきである。… 【下巻 「逆転」より】 最近の小説だと、❷の様な段落は入らない。いきなり①から③へ跳ぶだろう。しかし、❷を入れて通読すると、主人公が過ごしている季節の様子から周辺の状況に止まらず、依頼人との関係にいたるまで眼前に広がるように頭に入ってくる。 『類まれなる日本語の使い手』の本領発揮ともいうべき作品です。お薦めです。
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世にもめごとの種はつきぬとはいえ、依頼主のもち込む話は多彩をきわめる。中年夫婦の離縁話、勘当息子の連れもどし、駆け落ち娘の探索等々。武家とちがい、万事気儘な裏店にも、悲哀にみちた人生絵図がある。円熟期にあるこの作家の、代表的短篇連作シリーズ。愈々佳境。人の姿、世の姿の哀切な陰影を...
世にもめごとの種はつきぬとはいえ、依頼主のもち込む話は多彩をきわめる。中年夫婦の離縁話、勘当息子の連れもどし、駆け落ち娘の探索等々。武家とちがい、万事気儘な裏店にも、悲哀にみちた人生絵図がある。円熟期にあるこの作家の、代表的短篇連作シリーズ。愈々佳境。人の姿、世の姿の哀切な陰影を、端正に写し出す話題作。(親本は、昭和58年刊、1985年文庫化) ・消えた娘 ・嫉妬 ・過去の男 ・密通 ・家出女房 ・走る男 ・逆転 ・襲う蛇 ・暁の決闘 ・浮草の女 ・宿敵 ・燃える落日 天保の改革をめぐる鳥居耀蔵との暗闘を縦軸に、目付神名監物の末弟、よろずや平四郎の活躍を描く短篇連作。藤沢は、時代小説に史実をうまく絡める。最後は大団円なのも良い。
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