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大いなる助走 文春文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 1982/09/10 |
| JAN | 9784167181031 |
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大いなる助走
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商品レビュー
4.2
5件のお客様レビュー
めちゃくちゃ面白いです。独特のモノローグ、エログロ描写(抑えめですが)、痛烈な皮肉など、筒井康隆のいいところがよく出ています。 解説にも書いてありましたが、物語中で出てくる嫌な奴らが終盤ほとんど”成敗”されるので、憂さ晴らし的な感覚があります。嫌な描写も多いですけど、読み終わっ...
めちゃくちゃ面白いです。独特のモノローグ、エログロ描写(抑えめですが)、痛烈な皮肉など、筒井康隆のいいところがよく出ています。 解説にも書いてありましたが、物語中で出てくる嫌な奴らが終盤ほとんど”成敗”されるので、憂さ晴らし的な感覚があります。嫌な描写も多いですけど、読み終わったら不思議とスッキリするのが魅力ですね。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
大衆文芸の最高峰・直木賞。それを受賞できなかったのはブンガクではなくSFだったからなのか? 文壇の内部では、このように恐ろしく湿った世界なのだろうか? 地方の同人主催者・保叉(ルビなし。なんと読むのだろう?)のアドバイスを受けて書いた小説が思わぬ反響を呼ぶことになった市谷くん。直廾賞候補になり、職も全財産も投げうって工作をした挙句の落選。彼は破綻の人生を選択してしまう。演劇・ドラマの脚本仕立てで進行する物語に、ついつい市谷くんの気持ちに入れ込んでしまった。
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ただただ辛かった。映像化できたら面白いかもしれないなどと妄想。筒井康隆の恨み辛みとともに、創作者の自省のバイブルとなるべき一作だろう。などと理論武装して、自己防衛を図る僕もまた矮小な創作者崩れの一人でしかないのだろう。またこのように客観的な文章を装うことで、自分はこいつらとは違う...
ただただ辛かった。映像化できたら面白いかもしれないなどと妄想。筒井康隆の恨み辛みとともに、創作者の自省のバイブルとなるべき一作だろう。などと理論武装して、自己防衛を図る僕もまた矮小な創作者崩れの一人でしかないのだろう。またこのように客観的な文章を装うことで、自分はこいつらとは違うのだ、などと逃げていることにもなる。そして、こんな文章を付け足すことで自分はまたこのような文章を書く人間とは違うという(以下略) このように読んだ人間を泥沼に叩き込む問題作である。 これは僕の想像なのだが、この作品はプロットを考えずに書き出したのではないだろうか。 唯一嫌悪感を持たなかった登場人物は時岡。
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