商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 1986/01/01 |
JAN | 9784101288024 |
- 書籍
- 文庫
十二年目の映像
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十二年目の映像
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商品レビュー
3.2
6件のお客様レビュー
<読了した文庫を文庫…
<読了した文庫を文庫OFFに売却する前に記念としてレビューを書きます。>東大安田講堂の攻防戦を同年代の学生でありながらTVで見ていただけのノンポリの私ですが、この小説を読んで感じたことは、これらの学生運動に参加した人間にもいろいろな個性がありそれぞれの人生があったんだなーというこ...
<読了した文庫を文庫OFFに売却する前に記念としてレビューを書きます。>東大安田講堂の攻防戦を同年代の学生でありながらTVで見ていただけのノンポリの私ですが、この小説を読んで感じたことは、これらの学生運動に参加した人間にもいろいろな個性がありそれぞれの人生があったんだなーということです。社会にでたらいつのまにか優等生となり出世いく人間、いつまでも学生運動のシッポをつけて生きていく人間、いろいろです。
文庫OFF
20代で地味な部署に配属されたテレビマンが主人公。 あることがきっかけで、東大安田講堂紛争を講堂側から撮影した映像があることを知る。それに興味を覚え、保管者から当時のフィルムを手に入れた主人公はその映像を世に公表すべきと考え、策を弄して独断で放映する。 そもそも主人公がなぜこの...
20代で地味な部署に配属されたテレビマンが主人公。 あることがきっかけで、東大安田講堂紛争を講堂側から撮影した映像があることを知る。それに興味を覚え、保管者から当時のフィルムを手に入れた主人公はその映像を世に公表すべきと考え、策を弄して独断で放映する。 そもそも主人公がなぜこの映像の存在に興味をもったのかがよくわからない。また、この映像を世に出すべきだと思った動機がわからない。義憤にかられてなのか、テレビとは本来こうあるべきという信念からか、理解できない。 全体的に淡々として先が気になる感じがしないので、途中で飽きる。
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元々、純文学を目指しながら、ミステリー作家としてデビューした帚木さん。これはその第二作目だと思います。随分とサスペンスっぽい帚木作品です。 帚木さんは学生運動の世代なのでしょうか、当時の学生運動をかなり肯定する視点で描かれ、そこに違和感を感じてしまいます。 面白くないわけでは...
元々、純文学を目指しながら、ミステリー作家としてデビューした帚木さん。これはその第二作目だと思います。随分とサスペンスっぽい帚木作品です。 帚木さんは学生運動の世代なのでしょうか、当時の学生運動をかなり肯定する視点で描かれ、そこに違和感を感じてしまいます。 面白くないわけではないのですが、サスペンスとしての盛り上がりは今一ですし、一方お得意のヒューマニズムも出てこない。そんなわけで星3つかな。
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