ジョジョの奇妙な冒険(文庫版)全12巻セット(Part4) ダイヤモンドは砕けない(18～29巻) 集英社C文庫

荒木飛呂彦(著者)

• 内容紹介: //付属品～カラーケース、ポストカード付
• 販売会社／発売会社: 集英社
• 発売年月日: 2006/07/01
• JAN: 9784086179140

商品レビュー

2023/01/14

ジョジョの中でも特に好きな第4部を再読。

キャラクターが特に好きで、ラスボスである吉良吉影が魅力的な敵キャラだと思う。
悪いことをしていても、自分の人殺しの性や、社会から爪弾きになるしかない運命に対していじけずに自分を貫き通す。
荒木先生も理想的なヒーロー像を吉良吉影に見るのはなんとなくわかるなぁと思う。
結構情けなかったり、コソコソしていたりと、かっこよくないところもあるけれど、そこも妙に親しみを感じる。

もちろん味方にも大好きなキャラクターが揃っている。
主人公の仗助はこすいところもあるが、吉良吉影と対峙したときや、なおす能力を生かして戦うときはカッコいい。
第二の主人公と言える康一くんの小さいし怖がりだけどいざというときに頼り甲斐がある感じもいい。
そして露伴のキャラクターは本当に面白い。意地が悪く、嫌な性格だが、自分の信条や漫画には真摯でだからこその異常性も持っている…。
億泰はかわいいし、由香子も怖いがいじらしく感じる。

とにかくキャラクターが魅力的なところが第4部のよさだと思う。
他の部にも魅力的なキャラクターはたくさんいるのだが、キャラクターたちが一つの町を形成しているような作りなのも面白い。

こんなスタンドあったらいいなを叶えてくれるのが第4部。
とくに仗助のなおす能力は本当に便利だし、仗助の戦いは見ていて面白い。

2022/12/16

エジプトでの宿敵DIO との死闘から11 年後。1999 年、空条承太郎は祖父ジョセフ・ジョースターの隠し子、 東方仗助に会うため、日本のM 県S市、杜王町にやってきた。しかし発見した仗助は承太郎と同じ特殊能力、
「スタンド」を持っていた。そして、承太郎の来訪を皮切りにまるで引かれ合うように、新たな「スタンド使い」達が動き始める。
「この町には何かがある…」生まれ育った杜王町を守るため、仗助は立ちあがる――。
「ジョジョの奇妙な冒険」第４部。
ラスボス吉良吉影とのバトルが描かれるラスト５話のスリリングなタイムリープサスペンスとサスペンスバトルのように、駆け引きの要素が強いサスペンスアクションバトルが多く、仗助や億泰たちの友情と郷土愛がメインにあるので、より身近で共感出来てワクワクドキドキする第４部だった。
ベストバトル
1、仗助たちvs吉良吉影戦
２、ジャンケン小僧V S岸辺露伴戦
3、仗助V S岸辺露伴戦
４、康一V S山岸由花子戦

2020/02/08

ジョジョの中では異色のストーリー。主人公が学生で、舞台となる世界観も普通の町。3部の主人公も学生だったという点で似てるが、今までの主人公に比べれば、見た目も雰囲気も普通の学生っぽい。出てくるキャラたちも同級生や町の人たちで世界観の雰囲気が割と平和。本作のボスもフリーザのように世界を支配するようなキャラでもない。だがこれはこれで面白い。