商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 幻冬舎コミックス/幻冬舎 |
発売年月日 | 2008/03/27 |
JAN | 9784344812741 |
- 書籍
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星なしで、ラブレターを。
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商品レビュー
4.4
13件のお客様レビュー
石井ゆかりさんの占いが好きだ。 他の占い師さんなら、ネガティヴに書くようなことも、必ず未来に道を示すような文書になる。 この本を読み始めた時、難しいと感じた。 哲学的だなと。 一瞬、読むのを諦めようかと思ったが、読みススメていくうちに、パズルのピースがはまるように、しっくりく...
石井ゆかりさんの占いが好きだ。 他の占い師さんなら、ネガティヴに書くようなことも、必ず未来に道を示すような文書になる。 この本を読み始めた時、難しいと感じた。 哲学的だなと。 一瞬、読むのを諦めようかと思ったが、読みススメていくうちに、パズルのピースがはまるように、しっくりくる内容と出会う。 それを理解したら、今まで難しいと感じていたことまでが、「ああ、これのことを言っていたのか」と、ストーンと落ちた。 エッセイ。というよりは、詩に近い印象を受ける。 読み終わった後は、ほんの少しかもしれないけれど、目線が変わる。 もちろん、変われない目線も存在する。 それらをひっくるめて自分なんだと思う。 そんな時間を与えてくれる本。
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悲しいことが、なんなのか、 読んでいるうちに輪郭を現してくれます。 今回は”石井ゆかり推し”で」と言いながら、 尾崎さん(札幌ブックコーディネート)がダンボールを抱えて、入ってきたときの「???」な心境ったら。 星占いのカリスマ、石井ゆかり。 「根性論」派としては、「占い...
悲しいことが、なんなのか、 読んでいるうちに輪郭を現してくれます。 今回は”石井ゆかり推し”で」と言いながら、 尾崎さん(札幌ブックコーディネート)がダンボールを抱えて、入ってきたときの「???」な心境ったら。 星占いのカリスマ、石井ゆかり。 「根性論」派としては、「占い」とほとんど 無縁な生活なため、初めて耳にするお名前でした。 その後、仕事関係で、必要に迫られて数冊読んだものの、 これといって、心に波風は立ちませんでした。 でもこれは、圧倒的に別格。 軽んじてました、石井ゆかりさんを。 江國香織さんの空気感と 桜井和寿さんの混沌表現が合わさった感じ。 そして、言葉のセレクトがパーフェクト。 伝わりますかね、この説明で。 特段、励ましてくれてる内容でもないし、 落ちまくってるときに読んだら、かなり強烈で さめざめと泣いちゃうに決まってる。 なんでしょう、この寄り添ってくれてる感。 ちょっと肌寒くなってくる、秋の読書にピッタリですよ。 星なしで、ラブレターを/石井ゆかり *札幌ブックコーディネート 尾崎実帆子さんの本棚より ー たしかにあったはずのものが失われる、ということは、 とても苦しい。手の中にあるものを「失うかもしれない」と想像するだけでも、充分苦しい。 人は飽きるし、嘘をつくし、心を変えるし、忘れるし、 矛盾した感情を同時に持ち、考えはあやふやで、命は限られていて、環境に揉まれ、まるで安定なんかしない。 「はじめからなにもないから、一切がなくならない」ということもまた、安心なはずなのにそれだけで、人の心を凍傷にする。 恐怖心と闘うのは至難の業だけど、それをして、 思い切り手を伸ばすとき、なにかはわからないけど、なにかが掴めるんだ。 掴めるものは、望んだものではないかもしれないけれど、 でも少なくとも、恐怖心の中でイメージしたみたいに、伸ばした手首をばっさり切り落とされたりは、しないんだ。
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人は、自分の仕事、あるいは趣味としてやっていることを説明するときに、何かの言葉を使いたがる。 ライター、教育者、通訳、などなど。 どんな言葉で自分を説明づけたらいいのだろうと、迷う人も、きっと少なくない。 ライターとしてちゃんとしなきゃ、教育者として、通訳として。 石井ゆか...
人は、自分の仕事、あるいは趣味としてやっていることを説明するときに、何かの言葉を使いたがる。 ライター、教育者、通訳、などなど。 どんな言葉で自分を説明づけたらいいのだろうと、迷う人も、きっと少なくない。 ライターとしてちゃんとしなきゃ、教育者として、通訳として。 石井ゆかりさんは、違う。 占星術師と呼ぶ人、ライターと呼ぶ人、などなど、いるかもしれない。便宜的に。でも、ゆかりさんはそういったものを、さらりと超えてします。石井ゆかりである、ということさえ、さらりと、通り抜けていく。 透明にする力を持っているのが、ゆかりさんなのだ。 何になるでもなく、他の誰でもない私という個性の主張でもなく。 そんなゆかりさんの魅力の片鱗を知る、おすすめの一冊。 星なしでかいた、とても特別な、最初の一冊だから。 もし、石井ゆかりさんのこと、気になって、知りたくなったら、是非、是非、触れて欲しい一冊だと思う。 本のカバーを外したさきに記された、秘密のメッセージも含めて。
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