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内なる辺境 中公文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 1975/07/10 |
| JAN | 9784122002302 |
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内なる辺境
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内なる辺境
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商品レビュー
3.9
13件のお客様レビュー
“ミリタリィ・ルック”、“異端のパスポート”、“内なる辺境”の3つのテーマから構成され、それが段々と前のテーマを踏まえて膨らんでいく。 安部公房の小説につながるようなテーマが、あちこちに散見され、作品が生まれてくる「下地」みたいな要素を感じる。 「現在によって選ばれた様式が、伝...
“ミリタリィ・ルック”、“異端のパスポート”、“内なる辺境”の3つのテーマから構成され、それが段々と前のテーマを踏まえて膨らんでいく。 安部公房の小説につながるようなテーマが、あちこちに散見され、作品が生まれてくる「下地」みたいな要素を感じる。 「現在によって選ばれた様式が、伝統なのであり、二千年前の約束の地も、現代のユダヤ人の内部構造がうみだした、幻想の結晶体だとみなすのが妥当だろう。」という言葉。 これはユダヤ人揶揄ではなく、今私達が「日本の伝統文化」と認識している事象ですら、現代的な価値観で都合のいいように「編集された」文化だということ。 「伝統」でさえ、現代の都合のいいプロパガンダになり得ることを示す。 ただ私の考えでは、異端は異端のままでマジョリティにはなり得ない。異端は異端であるからこそ輝き、そして普遍的なのだ。 “異端のパスポート”で述べられているように、我々ホモサピエンスは、移住性という異端を孕みながら定住してきた。私達個々人の中に、それぞれの「異端」は先史よりすでに内包されている。 カフカや安部公房の描く国籍不明の拠り所のない都市的な作品が、普遍的に人々の心に響くのは、個々人がもつ「異端」の自覚をくすぐり、正統を求める者には副作用的な満足を、異端を求めるものには共感を与えるからだ。 異端は正統がなければ、輝かない。
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残念ながら自分の読解力とレディネスでは歯が立たず、気絶的寝落ちを繰り返しながら一応最後まで文字を目で追った
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異端性と移動社会を未来のパスポートと捉えた3編の連作エッセイ 安部公房 「 内なる辺境 」 著者の世界観は「世界はすべて定着国家であり、国境によって すべて分割され、国境内は変化が起きず、国境の外に対しては残忍性をむき出しにする」 著者に残された希望は「都市という内...
異端性と移動社会を未来のパスポートと捉えた3編の連作エッセイ 安部公房 「 内なる辺境 」 著者の世界観は「世界はすべて定着国家であり、国境によって すべて分割され、国境内は変化が起きず、国境の外に対しては残忍性をむき出しにする」 著者に残された希望は「都市という内部の辺境が、国境を破壊する」ことであり、文学によって 国家の自家中毒症状を早めること 国境(国家)を破壊する「内なる辺境」とは *異端をパロディにすることで、正統の根拠を同時にパロディ化する *国家の思想に変わって、都市的な同時代性に「正統」を認める *カフカに象徴されるユダヤ的特殊性〜土地に定着できなかった異端者 異端のパスポート 「いたずらな秩序と安住の前には、歴史はその幕を閉ざすだけ〜異端性と移動本能こそ、われわれの心臓に深く刻み込まれた、未来へのパスポートである」 内なる辺境 「都市は、人間の移動効率を高め、人間関係が多角化する一方、無名性も強められる〜都市生活者のパターンは、移動民族的」 「国家は、辺境の異端と闘い、国境線を守ったように、こんどは内なる辺境(移動社会)の異端と 正統擁護の闘いをする」 「文学に出来ることは、国家の自家中毒症状を早めること〜一切の正統信仰を拒否し、内なる辺境に向かって内的亡命をはかる」
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