商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2008/03/24 |
JAN | 9784120039164 |
- 書籍
- 書籍
二都
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
二都
¥1,760
在庫なし
商品レビュー
2.8
5件のお客様レビュー
旧文体が入り交じる独特な進み方。現在の文体と交互に出てくるので、慣れるのに暫し時間がかかった。宗教絡んで一気に面白くなったけど、結末があまりに凡庸。呆気なくて残念。父親と後妻あたりが、宗教に絡んでくるかと期待してたが…
Posted by
二都、が京都奈良かと期待したが東京鎌倉だった。ちぇ。 途中は色々面白くて興味深い話だった。私も一神教はあまり好きじゃありません。でも善悪という規準自体はよいものだと思ってる。絶対のようで絶対ではない価値観。 いずみと雅也の会話はギャグパートみたいで笑った。 しかし全体的にはよく分...
二都、が京都奈良かと期待したが東京鎌倉だった。ちぇ。 途中は色々面白くて興味深い話だった。私も一神教はあまり好きじゃありません。でも善悪という規準自体はよいものだと思ってる。絶対のようで絶対ではない価値観。 いずみと雅也の会話はギャグパートみたいで笑った。 しかし全体的にはよく分からなかった…。どういう話かと説明するのが難しい。 新興宗教、社長の父とその息子、若い義理の母親、旧かな遣い、電車、留学経験のある女記者、文人と鎌倉、鎌倉の忌まわしさ、神を頂点とするヒエラルキ、云々。
Posted by
藤谷治3作目、読むたびに印象の変わる作家さんだ。 『下北沢』文庫版収録の西加奈子との対談で、 この『二都』について、川端康成の小説に「うわっ」となって それではせめて真似でもしてみようと書いたとあった。 私には立原正秋がイメージされる。 鎌倉が舞台だと、立原を連想してしまうのか...
藤谷治3作目、読むたびに印象の変わる作家さんだ。 『下北沢』文庫版収録の西加奈子との対談で、 この『二都』について、川端康成の小説に「うわっ」となって それではせめて真似でもしてみようと書いたとあった。 私には立原正秋がイメージされる。 鎌倉が舞台だと、立原を連想してしまうのかもしれないけれど。 必ずエンエンと続く、藤谷節はお約束。 ここでは、カルト教団の教理の中に、あるいは能「姥捨」の中に…… そこが彼のメッセージ、譲れない部分なのかも。 私が今まで読んできた藤谷作品が実に読者サービスが細やかだっった ことに対し、こちらは、読者が付いていく感じだろうか。 悪く言えば、ちょっと作家の独りよがりとも言えまいか。
Posted by