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ハイゼンベルクの追憶
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | みすず書房 |
発売年月日 | 1984/05/01 |
JAN | 9784622015963 |
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ハイゼンベルクの追憶
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ハイゼンベルクの自伝『部分と全体』を読んでからずっと読みたかった妻の手記。 若くしてノーベル物理学賞を受賞したハイゼンベルクは「ユダヤ物理学」(最新の原子物理学のこと)の信奉者としてナチから危険視され、ドイツへとどまったことこから、戦後はナチの同調者とみなされた。ハイゼンベル...
ハイゼンベルクの自伝『部分と全体』を読んでからずっと読みたかった妻の手記。 若くしてノーベル物理学賞を受賞したハイゼンベルクは「ユダヤ物理学」(最新の原子物理学のこと)の信奉者としてナチから危険視され、ドイツへとどまったことこから、戦後はナチの同調者とみなされた。ハイゼンベルクの感情、意思、弁明を語るべく、妻が筆をとったというのが本書である。 戦時下の市民生活がいかに緊迫し、恐怖や暴力が身近であったかがよく分かる。自分の考えていることを堂々と述べられない、手紙どころか日記にも書けない時代。誰もが曖昧で暗示的な言動をし、不安と不信から疑心暗鬼になり、親しかった人ともぎこちなくなる。少しでもナチスに反対すれば職を失い、ユダヤ人の学説を擁護しただけで危険に晒される。ヴォルデモートの支配する世界そのものである。そんな中、ニールス・ボーアから継いだ自由と独立と精神、マックス・プランクから示された忍耐を胸にハイゼンベルクはドイツに残る決心をした。 それなりに読みやすく、興味深いのだけど、ハイゼンベルクが妻に語ったことの伝聞をそのまま「ハイゼンベルクは〇〇した」「ハイゼンベルクはショックだった」みたいに語られているに違和感がある。妻の視点で完全に妻から見たハイゼンベルクを一人称で描いたらもっといいものが書けたと思う。もったいない感じがした。ハイゼンベルクファンか第二次世界大戦中のドイツ生活史に興味がある人にはおすすめ。
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