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気まぐれ美術館 新潮文庫
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気まぐれ美術館 新潮文庫

洲之内徹(著者)

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気まぐれ美術館 新潮文庫

683

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 1996/09/30
JAN 9784101407210

気まぐれ美術館

¥683

商品レビュー

5

4件のお客様レビュー

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2010/05/28

洲之内徹、自ら絵を購…

洲之内徹、自ら絵を購入し、生業としている人間の凄みを行間に感じる。生業としながらも、金儲けを根っこのところでは超越している、武士のようなひとだったのだろうと思う。絵を通して、生き様も考えさせられる本。

文庫OFF

2025/10/22

洲之内徹のエッセイ風の美術評論「気まぐれ美術館」は、『芸術新潮』に1974年1月から87年10月に亡くなるまで、165回にわたって連載された。単行本は6巻。本書はその第1巻、33回分。どの回もじっくり読ませる。 連載開始時、洲之内は60歳。ちょうど佐藤哲三や佐藤清三郎など新潟土着...

洲之内徹のエッセイ風の美術評論「気まぐれ美術館」は、『芸術新潮』に1974年1月から87年10月に亡くなるまで、165回にわたって連載された。単行本は6巻。本書はその第1巻、33回分。どの回もじっくり読ませる。 連載開始時、洲之内は60歳。ちょうど佐藤哲三や佐藤清三郎など新潟土着の画家の魅力にとりつかれていた。哲三が描いた晩秋から初冬の蒲原平野の荒涼とした風景のなかにいたくて、山のふもとの小屋を借りた。連載1回目はその哲三と清三郎の話。山小屋での生活に絡めた絵や画家の話は、その後「山荘記」として3回にわたって出てくる。 「オコオコオオオ/ナオタタナオタコサオタコ/ナオタコサオタコナオタコ/サオタコナオタオサオタコ/ナオタコサ」という五行の疑似現代詩で始まる回もある(実は地下鉄・新橋駅の時刻表上の行先の符号)。これを枕に、28歳で亡くなった田畑あきら子の詩と絵が紹介される。彼女も新潟出身、武蔵美で学び、新潟で亡くなった。 松本竣介については4回。彼の描いた東京や横浜の風景を追体験している。

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2019/01/02

文庫が出た当時以来の再読。およそ20年ぶりか。あの当時はわからなかった、洲之内徹の文章の機微がようやくみえてきたように思うなど。そして、山荘記の意味を深く考えるなど。(松本竣介を目当てで当時読んだのだったか。思い出した。)

Posted by ブクログ