商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2005/02/18 |
JAN | 9784003230848 |
- 書籍
- 文庫
ビリー・バッド
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ビリー・バッド
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商品レビュー
3.3
3件のお客様レビュー
註釈は用語解説ではないので、気にせず読み進めた方がストーリーに集中できる。終盤まで来てらなぜか宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』を思い出したのたが、なぜだろう?挿入詩が多いせいか。全体的に散文詩的な味わい。
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セジウィックが『クローゼットの認識論』で『ビリー・バッド』を論じているのをきっかけに手に取った一冊。 正直、読み通すのはきつかった。 セジウィックの論に励まされてなんとか読んだという感じ。 中編小説でボリュームはそれほどではないけれど、岩波文庫版の『ビリー・バッド』は註が多くて、...
セジウィックが『クローゼットの認識論』で『ビリー・バッド』を論じているのをきっかけに手に取った一冊。 正直、読み通すのはきつかった。 セジウィックの論に励まされてなんとか読んだという感じ。 中編小説でボリュームはそれほどではないけれど、岩波文庫版の『ビリー・バッド』は註が多くて、註と本編を平行して読んでいると混乱してしまった。 強制的に徴兵された「花の水兵」ビリー・バッドが軍艦における兵士の反乱の首謀者の疑いをかけられ、艦長の前で自分を告発した兵曹長を撲殺し、絞首刑に処せられるという筋書き。 でも、私は先にセジウィックを読んでいなければビリーの言語障害が示す問題や艦長の超越的視点の問題はもとより、兵曹長のビリーに対するホモセクシュアルな感情すらも読み取れなかったかもしれない、と思う。 作品よりもおもしろい批評に触れることの楽しさを実感した。
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メルヴィルは巨大すぎて圧倒されてしまう。この小説も一読しただけでは全体像はつかめなかった。それにしても異常な密度だ。
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