商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 1991/08/27 |
JAN | 9784488698027 |
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商品レビュー
3.5
7件のお客様レビュー
古典的なスタイルのS…
古典的なスタイルのSFですが、作者が丁寧に作り込んでおり充分に楽しめる作品になっています。SF初心者に向いた小説ですが、エンジニア的な工学SFなので理数系読者には喜ばれるでしょう。
文庫OFF
何も考えず、確認もしないでヴォルコシガンものの続編と思って購入し、始めの数ページを読んで、これは違うのか、と気付いた。 とはいえ、まあビジョルドだし外れはないか、と気を取り直し、前半のちょっとエグめな展開に軽く引きつつ読み進めた。 中盤以降はさすがのビジョルド節で、ぐいぐい...
何も考えず、確認もしないでヴォルコシガンものの続編と思って購入し、始めの数ページを読んで、これは違うのか、と気付いた。 とはいえ、まあビジョルドだし外れはないか、と気を取り直し、前半のちょっとエグめな展開に軽く引きつつ読み進めた。 中盤以降はさすがのビジョルド節で、ぐいぐい引き込まれつつ読了。 山岸真氏による解説で、本書が「オーソドックスなSF」と書いているけど、前半のエグさはちょっと「オーソドックス」というカテゴリィからは外れちゃってる気がする。一見さんがこれを読んだら、中盤まで読み進められんのちゃうかな。そうでもないのかな。 とはいえ、卓抜したアイディアと魅力的なキャラクタ造型、そしてストーリィテリングの巧みさは流石ビジョルド。 後半、次から次へと主人公達に襲いかかる大問題の数々と、それらを冷や冷やながらも躱していく怒濤の展開は、読者を夢中にさせる魅力に充ちていることは間違いない。 ビジョルドの作品は、とても「真っ当なSF」だと思う。 そういう意味では、山岸氏の「オーソドックスなSF」という評もあながち的外れではないのかも。 設定の奇抜さや展開のエグさはありつつも、「テクノロジィ」に対するビジョルドの真摯な姿勢が行間から伝わってくるおかげで、「そういうもの」が好きな読者は物語への信頼を損なうことなく先へ先へとページを繰っていくことができる。 読者への誤魔化しのない、しっかりとした論理に基づく科学技術の描写がSFというジャンルを底支えする非常に重要なファクタである以上、そこが疎かにされないビジョルドの作品が詰まらないはずはないという事なのだろうね。
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わけあって自宅の大掃除をした。見なかったことにしたくなるくらいの積読の山を一日がかりで整理したところ本書を発掘。このほかにも沢山の本が私に読まれるのを待っている。…すまなかった。これからは心を入れ替えて、一冊でも多くの本を読むべく、電車の中ではスマホなんか絶対に手に取らないぞ、と...
わけあって自宅の大掃除をした。見なかったことにしたくなるくらいの積読の山を一日がかりで整理したところ本書を発掘。このほかにも沢山の本が私に読まれるのを待っている。…すまなかった。これからは心を入れ替えて、一冊でも多くの本を読むべく、電車の中ではスマホなんか絶対に手に取らないぞ、と誓う年末であった。 でもって、本書の感想。 さすがビジョルド。SFらしいSF。つか、SFじゃなきゃ書けないお話。後味もよい。 本当にこんなに長いこと放置しておいてごめん。
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