葬儀を終えて ハヤカワ・ミステリ文庫

アガサ・クリスティ(著者)

• 販売会社／発売会社: 早川書房
• 発売年月日: 1976/04/30
• JAN: 9784150700034

商品レビュー

2010/05/28

本書の犯人を途中で当…

[文庫ＯＦＦ]

本書の犯人を途中で当てることが出来た人は神様だと思います。クリスティーのポアロ物の一つです。金持ちリチャードの葬儀が終わり、遺言公開の席上で末の妹のコーラが、「リチャードは殺された。」とふと言います。そこから殺害事件が発生しポアロが解決に挑むというストーリーです。犯人は意外中の意外です。

2025/10/10

今日はどうしてもポアロorミス・マープルを読みたい！！！という衝動に襲われ今回はこの作品を選んだ。
目一杯楽しむために考察しすぎないように、でも読みながら若干頭によぎった違和感は大切にしながら読み進めた。
最終的にハァ、なるほど...私の考えてた犯人像はみごとに壊れ犯行動悸も...これはすげえ作品だ...とちゃんと騙されてました。大変ありがたい（？）

2025/09/25

アガサ・クリスティの探偵ポアロが活躍する小説。例に漏れず、広い客間に一同が呼び集められて、事件の全容と犯人をあばき解決に至る。今では名探偵コナンが継承するミステリーの王道である。

ポアロが殺人者たり得る素質につて語る。窮鼠猫を嚙む式に、計画をすすめるために平然と能率的に、罰とか報いとかを求める病的な性質のために、野心家であり自信満々たる虚栄心を持って、単純なゆえ裏面で、金が与える権力にあこがれ嫉妬して、子供のためなら、自分の夢が手に入るんだったら。これらの素質から人殺しをする者がいる。犯人捜しはミステリー小説の醍醐味だよね、謎解きはP337から。