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サル学の現在(上) 文春文庫
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サル学の現在(上) 文春文庫

立花隆(著者)

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サル学の現在(上) 文春文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 1996/01/10
JAN 9784167330064

サル学の現在(上)

¥662

商品レビュー

4.3

5件のお客様レビュー

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2024/11/02

 今では、文庫版さえ手に入れるのが難しいかもしれない、まあ、立花隆という人の名も忘れられつつあるようなので、しようがないのですね。  まあ、うろ覚えですが、1970年代には「アニマ」という平凡社が出していた雑誌があって、そこで、立花隆がサル学の精鋭たちにインタビューしていたんです...

 今では、文庫版さえ手に入れるのが難しいかもしれない、まあ、立花隆という人の名も忘れられつつあるようなので、しようがないのですね。  まあ、うろ覚えですが、1970年代には「アニマ」という平凡社が出していた雑誌があって、そこで、立花隆がサル学の精鋭たちにインタビューしていたんですよね。動物行動学という学問が、ローレンツの著作の紹介や、畑正憲とか日高敏隆とかの素人に向けた読み物で大いに流行っていた頃で、世界に冠たる日本のサル学がトップジャーナリストの関心の対象として、かなり専門的に突っ込んで取り上げられて、雑誌を定期で購読して、連載されているインタビューを読むのが楽しかったんです。  で、まあ、それが、えらいデカい本として書籍化されて、文庫になったのがこの本ですね。ボクには、相変わらず面白かったのですが・・・・。  時代が変わったことを、まあ、自分が年取ったことをですが、感じましたね。  昔、高校生に読書案内していた文章をアホブログに載せてます。  https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202409250000/

Posted by ブクログ

2019/12/22

世界のサル学研究を牽引してきた、日本の研究者たちにインタヴューをおこない、その業績の意義を一般の人びとにもわかりやすく紹介している本です。 まずとりあげられているのは、京都大学のサル学を立ちあげ、その後も大胆な説を次々に発表してきた今西錦司です。今西の業績については、とくにダー...

世界のサル学研究を牽引してきた、日本の研究者たちにインタヴューをおこない、その業績の意義を一般の人びとにもわかりやすく紹介している本です。 まずとりあげられているのは、京都大学のサル学を立ちあげ、その後も大胆な説を次々に発表してきた今西錦司です。今西の業績については、とくにダーウィンの進化論に対する批判や晩年の「自然学」の提唱について評価が割れているようですが、その独自の視点と人間の起源と本性にまでつながるスケールの大きな思索は、いまなお多くの人びとを魅了しています。本書でも、今西のそうした思索のひろがりが語られており、最晩年の彼がみずからの学問的経歴をどのように見ていたのかということがわかるという点でも、大きな意義をもつインタヴューだと思います。さらに、今西の学問形成を身近で見て来た川村俊蔵や河合雅雄へのインタヴューも含まれており、個人的には興味深く読みました。 やや古い本ではあるものの、長年にわたってサイエンス・ライターとして活動してきた著者が、当時のサル学研究の最前線の話題をわかりやすく紹介しており、そのおもしろさが生き生きと伝えられている本だと思います。

Posted by ブクログ

2019/10/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

池澤夏樹さんの『科学する心』の中にこの著書より引用アリ 人間の脳は使われていない部分も多い その脳の使われ方によっては今後の人類が変わっていくこともありうるのでは?マホメットとかキリストのような精神能力を持つことができれば… というような内容。 読んでみたい! 「足ることを知る脳」とか? いいかも!!

Posted by ブクログ

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