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ピタゴラスの定理 4000年の歴史
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2008/02/29 |
JAN | 9784000058780 |
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ピタゴラスの定理
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ピタゴラスの定理
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商品レビュー
3.8
5件のお客様レビュー
ピタゴラスといえば、[定理] 直角三角形の3辺の長さをそれぞれa,b,c(cは直角角の対辺)とするとa^2 + b^2 = c^2で有名な古代数学者。本書はこのもっとも有名な定理を取り巻く事実を解説する。 前半では、この定理を誰が一番先に発見したのか。あれほどのピラミッドを作...
ピタゴラスといえば、[定理] 直角三角形の3辺の長さをそれぞれa,b,c(cは直角角の対辺)とするとa^2 + b^2 = c^2で有名な古代数学者。本書はこのもっとも有名な定理を取り巻く事実を解説する。 前半では、この定理を誰が一番先に発見したのか。あれほどのピラミッドを作ったエジプト人がこの定理を知らなかったとは信じられないし(エジプトからこの定理存在を証明する遺物は出土していないのだが)、中国ではピタゴラスとは別個にこの定理は証明されていた。さらには中東では間違いなくピタゴラス以前にこの定理が使用されていた。となるとピタゴラスの先有権は非常に疑わしくなる。 後半は、数学や物理の定理、法則のいたるところに顔を出すこの定理の真の意味に肉薄する。例えば、N次元ユークリッドの距離や特殊相対論の時空の定義。かの有名なフェルマーの大定理の一部。さらにいえば、リーマン幾何学の曲面凹凸の定義や、ヒルベルト空間の距離定義。そこから発展した一般相対論の時空などなど。確かに何の変哲もないこの定義が、このような数学や物理にこれほどまでに深く組み込まれているとは、今更ながらに驚いた。
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a^2+b^2=c^2というシンプルな定理にまつわる色んなお話し。 エジプト人が3,4,5の三角形を用いて直角を作っていた、という「証拠はない」というのが地味に衝撃的だった。 証明方法は400くらいはあるらしい。 これは気に入った。 https://twitter.com/mi...
a^2+b^2=c^2というシンプルな定理にまつわる色んなお話し。 エジプト人が3,4,5の三角形を用いて直角を作っていた、という「証拠はない」というのが地味に衝撃的だった。 証明方法は400くらいはあるらしい。 これは気に入った。 https://twitter.com/micca16849/status/237132554354962432 (どんな問題でもできるだけ絵を書いて考えようという癖がついているからかもしれない。逆に、証明の文章を追うのには骨が折れた。)
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導入部は易しいが最終的には大学1年程度の数学のレベルに達するので、ハードルは低くない。 それぞれの証明を吟味せずに果実のみ取り出して読むのであれば歴史のまとめとして気楽に読める。 数式アレルギーの人にはおすすめできない。
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