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ロウソクの科学(訳:矢島祐利) 岩波文庫
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ロウソクの科学(訳:矢島祐利) 岩波文庫

ファラデー(著者), 矢島祐利(訳者)

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ロウソクの科学(訳:矢島祐利) 岩波文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 1933/12/15
JAN 9784003390917

ロウソクの科学(訳:矢島祐利)

¥858

商品レビュー

3.8

53件のお客様レビュー

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2025/08/13

マイケル・ファラデー氏の少年少女向けのクリスマス講演の記録。燃えるロウソクを使って、一つひとつ実験をしながら「なぜ燃えるのか」「燃えた物質はどうなるのか」を興味を惹き付けながら実演する光景が目に浮かぶ。YoutubeやTiktokがある今となっては文字面だけだと分かりにくい部分も...

マイケル・ファラデー氏の少年少女向けのクリスマス講演の記録。燃えるロウソクを使って、一つひとつ実験をしながら「なぜ燃えるのか」「燃えた物質はどうなるのか」を興味を惹き付けながら実演する光景が目に浮かぶ。YoutubeやTiktokがある今となっては文字面だけだと分かりにくい部分も正直あるが、化学に興味を持つ第一歩としてワクワクしながら読み進められる本である。色褪せない。

Posted by ブクログ

2025/06/28

難しい単語が頻出するじゃないかと少し身構えて読んだけどすごく読みやすかった。 影って不思議だな〜という単純な疑問や、よく出来たこの世のあらゆる生物の仕組みや結びつきを考えるきっかけになった。

Posted by ブクログ

2025/06/22

むかし、お仏壇のろうそくと線香でイタズラして、 初めて祖父に怒られた苦い思い出があります。 思えばそれが祖父との最期のやりとりだったかもしれません。 おかげさまで人様に大きな迷惑もかけず、こうして生きられております。 叱ってくれる人がいる、というのはありがたいことですね。 ...

むかし、お仏壇のろうそくと線香でイタズラして、 初めて祖父に怒られた苦い思い出があります。 思えばそれが祖父との最期のやりとりだったかもしれません。 おかげさまで人様に大きな迷惑もかけず、こうして生きられております。 叱ってくれる人がいる、というのはありがたいことですね。 この本は、山本有三の『心に太陽をもて』を手にした時、 ファラデーについて描かれた内容に特に興味をひかれましたので、 いつかきっと読んでみたいと思っていました。 ここでは、ふだんなにげなく見ている、当たり前に燃えるろうそくをテーマに、 それ単体を科学的に説いた内容が主題となっていますが、 自分は控えめに言っても、不真面目な学校生活を送っていましたし、 理科はとりわけ、座学も実験もイヤイヤやってた記憶ですので、 興味があってこの本を手にとってみたはいいものの、 書かれていることは恥ずかしながら、あまり良くわかりませんでした。 科学的な内容の細部は別にさせてもらいまして、 あくまで自分が直感でつかんだ印象としては、 講義をするファラデーも受講者も、ひとつひとつがエネルギーを 燃やしている独立した生き物であり、ろうそくと大きな違いは無いこと。 ファラデー自身の燃える炎が、ひときわ明るく周囲を照らし、後進を育み、 影響を与える存在として光を放っている光景が目に浮かびます。 ここには、冷たい現代的な詰め込み教育とは真反対の、 暖かみに満ちた一体感を感じますね。 いちばん生活のそばにある物が、実は世界の真理になっている。 なるほどこういう意識が持てれば、距離感はグッと近づく。 もしも自分が、このファラデーのクリスマス講義に参加する様な、 何かのきっかけがあったとしたなら、科学に限らず、その後の意識は また違ったものに変わったかもしれません。 冒頭に述べました山本有三氏の本にあったように、 ファラデーは元々、エリート街道を歩んだのでなく、 人よりマイナスの状態から、大出世した偉人であるからこそ、 未来を生きる子どもへの育成の取り組みに熱心だったのかなと。 この本を読む限りでは、研究の成果に対する外部の妬みから不本意な 仕打ちも受けたように書かれていますが、彼の科学者としての 純粋な気持ちは、限りなく曇りのないものと言って間違いないかなと思います。 今日も世界の至るところ、科学者は地道な努力に明け暮れていることでしょう。 自分も1本のろうそくとして、持ち場を守ろうと思います。

Posted by ブクログ

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