商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2008/03/19 |
JAN | 9784088774121 |
- コミック
- 集英社
風が強く吹いている(1)
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風が強く吹いている(1)
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商品レビュー
4.2
17件のお客様レビュー
マンガ版は「弱虫ペダル」みたいな王道スポーツマンガ。 映画版とはまた違った「竹青荘」の魅力が見えてきた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
全巻読み終わった感想として、 原作にはなくても続編が読みたくなる… そんな作品でした。 素人集団が駅伝に挑戦というのはあり得ない 展開ですが、それと分かりつつ楽しく読めてしまいます。 マラソンがメイン+女子が少ないので、 恋愛面はやや内容が浅くそこはちょっと残念です。 突然告ると言われても…そこに至るまでの過程が あまりなかったので、スミマセンが「?」でした。
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これはいい。 小説原作のコミックとしては、かなりの完成度じゃないかな。小説を読んですぐに風強ファンになって手に取ったから、コミックを見る目は厳しかったと思う。けど本当に、いい。 原作の風強の良さを決して壊していないのに、コミックス版独自の視点で掘り下げられた新しい風強の世界をう...
これはいい。 小説原作のコミックとしては、かなりの完成度じゃないかな。小説を読んですぐに風強ファンになって手に取ったから、コミックを見る目は厳しかったと思う。けど本当に、いい。 原作の風強の良さを決して壊していないのに、コミックス版独自の視点で掘り下げられた新しい風強の世界をうまく作りあげている。 特に、東体大をただの悪役にしなかった所に作者の技量を感じる。榊は本当にいい子だし、向井くんの『お前は箱根走れよ』ではもう涙が止まらない。古賀も松平も朝倉もマルさんも、それぞれエピソードがいい。持田もなかなか(笑) 六道大の藤岡も小説よりもキャラに深みが出ていて、力強い存在になっていた。藤岡の話す高校生の頃のハイジさんとの話もいい。ハイジさんとお父さんの関係がただの確執ではなかったからこそ、走がハイジさんにとってどれだけ眩い光だったかが分かる。 そしてアオタケメンバー。 確実に成長していく、食いついていこうとする王子はすごくかっこいい。 ムサの2区は箱根で走る、ということが伝わる区間だったと思う。箱根での〈雰囲気に飲まれてしまう〉がどういうことなのかよく分かって怖かったし、だからこそ、そこから抜け出した走りは見ていて気持ちよかった。 ジョータの兄ちゃんな一面がかっこいい3区とジョージの焦りに息が詰まる4区。 そこから、山登りの5区。この5区では神童の強さと、アオタケの絆が伝わった。この区間は、読んでいるだけのわたしが何故か苦しくなってしまう。 復路までの一夜もまた、イチ押しシーンがたくさん。 ユキが走る6区は原作でも大好きな区間。それが漫画で読んでみると、更に魅力増強!坂道の怖さとそこを迷いなく駆け降りるユキは本当にかっこいい。原作の『ここはずいぶんさみしいところだねカケル』で感じたぞっとするほどの美しさが真っ直ぐに表現されていてすごく嬉しい。音楽好きなクラブに行くオシャレ男子感のあるビジュアルもよかった。 ニコチャンは陸上を諦めてしまった経緯と心情を丁寧に描写されていて、再び走り始めることが出来た喜びを思うと切ない感動でいっぱいになった。 キングのキャラが変えられてしまったのは残念だったけど、みんなが走るからではなく走りたいから走るになっていくキングの変化は見ていてなんだか嬉しい。 カケルについては、始めに万引きをしている設定が変えられていないのがよかったと思う。カケルの心が少しずつ解れていくのも、成長したカケルのかっこよさも本当によく描かれている。箱根の9区でのゾーンに入ったシーンの表現も速さを感じるほどうまくてゾクゾクした。 9区を駆け抜ける走を待つハイジさん、襷を繋ぐシーンと二人の笑顔を見て、感極まって涙が零れた。 ハイジさんは漫画を通して、アオタケのお母さんっぷりやしたたかさと脆さがきちんと描かれていた。10区ではレースの展開やハイジさんの心身の状態やメンバーの絆、すべてが見所。ただ一つ、千切れて弾けるようにゴールして右腕をあげる圧倒的な瞬間は変えないで欲しかったと思う。 エピローグは、原作でのハイジさんの「おかえり」がとても好きなのだけれど、作品としては漫画のほうがうまいと思った。どちらもとてもいいことに変わりはないけれど。 気持ち悪いくらいの長文になったけれど、この漫画は本当に素晴らしい。
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