商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 角川書店/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2008/02/25 |
JAN | 9784043881017 |
- 書籍
- 文庫
スモールトーク
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スモールトーク
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商品レビュー
3.5
30件のお客様レビュー
雨は大粒で、海よりも冷たかった。 車が変わることで物語の空気感がそれぞれ違っていて飽きずに一気に読めた。 車のことをあまり知らない私でも楽しく読め、どこかにドライブしたくなった。
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- ネタバレ
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おもしろくなかった。あわなかった。 「後ろ向きなのはいつも男の方だ。いつまでも過去のことをうじうじとしみったれて、女々しいのは男だ。別れるとき、じゃあねと言って去っていくのは男で、さっぱりと見送るのは女の方がいい。男はいつまでもルームミラーで後方を見ながら洟をすすったり下らないことを思い出したりしながら渋滞の中を進むしかないのだ。」と言ってるくせに、クルマにつられて昔の男とまた関係を持ち、なんともさっぱりしない気持ちでいます、という話だと思った。 高いクルマを次々と出すためにはフツーのサラリーマンじゃなくて音楽プロデューサーで、それとつきあわせるなら自由業の女で、をストレートに感じてしまった。話を書くためには当然のことだけれど、それを感じさせないようにするのが作家の腕だと思う。
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「スモールトーク」絲山秋子著、角川文庫、2008.02.25 190p ¥460 C0193 (2023.03.30読了)(2009.04.29購入) 本の題名は、スクリッティ・ポリッティの曲の名前から来ているようです。(32頁) 著者は、車が好きなんでしょうね。車の描写が実に丁...
「スモールトーク」絲山秋子著、角川文庫、2008.02.25 190p ¥460 C0193 (2023.03.30読了)(2009.04.29購入) 本の題名は、スクリッティ・ポリッティの曲の名前から来ているようです。(32頁) 著者は、車が好きなんでしょうね。車の描写が実に丁寧です。運転した時の感覚も描写してあります。 本条鋭二 音楽プロデューサー、カマキリ男 田中肇 ユーコと本条の友人 ユーコ 画家、主人公 フランチェスコ 日本美術史専攻の留学生、イタリア人 【目次】 スモールトーク ・TVR Tuscan(タスカン) ・Jaguar(ジャガー) XJ8 ・Chrysler Crossfire(クライスラー・クロスファイア) ・SAAB 9-3 Cabriolet(サーブナイン・スリーカプリオレ) ・Aston Martin Vanquish(アストン・マーティン・ヴァンキッシュ) ・Alfa Romeo Alfa GT ・ダイナモ エッセイ ・カローラバン・スーパースペシャル ・カローラバンその2 ・マーク2を追いかけろ! ・ごめんねビート ・見てくれだけのダメグルマ ・馬には乗ってみよ クルマの解説 下野康史 ☆関連図書(既読) 「袋小路の男」絲山秋子著、講談社、2004.10.29 「イッツ・オンリー・トーク」絲山秋子著、文春文庫、2006.05.10 「海の仙人」絲山秋子著、新潮文庫、2007.01.01 「逃亡くそたわけ」絲山秋子著、講談社文庫、2007.08.10 (「BOOK」データベースより)amazon 昔の男はオレンジ色のTVRタスカンに乗って現れた。会いたくなんかなかった。ただどうしてもその車が見たかった。以来、男は次から次へと新しい車に乗ってやってくるようになった。ジャガー、クライスラー、サーブ、アストンマーティン、アルファロメオ…。長い不在を経て唐突に始まった奇妙で不確かな関係の行き着く先は。勤め人時代を描いたエッセイ及び掌編小説「ダイナモ」併録。
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