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江戸時代 中公新書
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江戸時代 中公新書

大石慎三郎(著者)

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江戸時代 中公新書

946

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論社
発売年月日 1977/08/25
JAN 9784121004765

江戸時代

¥946

商品レビュー

3.7

11件のお客様レビュー

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2024/07/22

山城から城下町への変遷、輸出入における金銀の海外流出、幕府役人の贈収賄事情など、興味深い話題を扱っているが、中でも農業・農民に関する項目が興味深かった。江戸時代は米を中心とした石高制であり、それを支えたのが農民だ。100万都市と言われた江戸の人口を支えたのも農業の発展である。しか...

山城から城下町への変遷、輸出入における金銀の海外流出、幕府役人の贈収賄事情など、興味深い話題を扱っているが、中でも農業・農民に関する項目が興味深かった。江戸時代は米を中心とした石高制であり、それを支えたのが農民だ。100万都市と言われた江戸の人口を支えたのも農業の発展である。しかし、新田開発を推し進めた結果、本来の耕作地は人手不足で荒廃し、大規模な災害が発生したことから、幕府は諸国山川掟で水源となる森林開発を抑制した。現代でも開発に伴う災害が発生するが、江戸の失敗事例が生かされていないことに愕然とした。

Posted by ブクログ

2023/01/14

著者は「江戸」をふたつの意味で捉えている。それは徳川家が幕府を置き、現在に至るまで日本の経済や政治の中心となっている、都市としての「江戸」。もうひとつは、「江戸時代」と呼ばれるような、幕藩体制が敷かれ、明治維新までを区切りとした、同時代としての「江戸」だ。この本を読んでいると、話...

著者は「江戸」をふたつの意味で捉えている。それは徳川家が幕府を置き、現在に至るまで日本の経済や政治の中心となっている、都市としての「江戸」。もうひとつは、「江戸時代」と呼ばれるような、幕藩体制が敷かれ、明治維新までを区切りとした、同時代としての「江戸」だ。この本を読んでいると、話題がこの二種類の「江戸」を何度も往復し、ある時は都市としての江戸、ある時はそれと同時代の、別の藩を指していることがわかる。だから内容もまとまりがあるとは思えなかった。確かに開発史や民衆文化の開花として江戸を捉えるのは面白いが、こうした欠点で内容ひとつひとつの価値を総内定に下げてしまっている気がする。どちらかに絞れば面白い本になっていたかもしれないし、実際得られる知識は興味深く、わかりやすい文章で、非常にためにはなったが、一冊の本としては不十分な出来だと感じた。

Posted by ブクログ

2021/07/25

大河ドラマや小説など、江戸時代に関わる物語は数多くあるが、本書を読んでおけば理解も深まるのではないかと思う。今放送中の「晴天を衝け」にピッタリでした。

Posted by ブクログ

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