商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ビリケン出版 |
発売年月日 | 2001/04/01 |
JAN | 9784939029141 |
- 書籍
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ホテルカクタス
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ホテルカクタス
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商品レビュー
4
64件のお客様レビュー
懐かしい
優しい読後感が心地よい。「帽子」と「数字の2」と「きゅうり」、3人(?)の間で少しずつ重ねられていく時間。それがどこか懐かしく愛しいのは、自分の中に眠る「友達と過ごした時間」の記憶と重なるからかもしれない。
yama
まず主人公たちの設定が独特ですごく印象に残る。 所々にある表現も、絶妙に想像できる。 さすが江國香織さんの世界観。 やわらかく温かさがあるところがとても好き。 また読みたい。
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ある街の東のはずれに、ふるいくたびれたアパートがありました。灰色の石造りの建物。中に入るとひんやりとして、とても気持ちがいあのでした。 ホテル・カクタス、ホテルではなく、このアパートの名前でした。 中庭には、黒猫が一匹。 このアパートに、きゅうりが 引っ越して来たのです。 ...
ある街の東のはずれに、ふるいくたびれたアパートがありました。灰色の石造りの建物。中に入るとひんやりとして、とても気持ちがいあのでした。 ホテル・カクタス、ホテルではなく、このアパートの名前でした。 中庭には、黒猫が一匹。 このアパートに、きゅうりが 引っ越して来たのです。 これは、アパートの住人、帽子と、数字の2と、きゅうり という、三人の友の、些細な日常の お話しなのです。。 きゅうりの部屋にやって来て、それぞれにくつろいで過ごす3人。家族ではない。とくに事件も起きない。レコードをかけたり、詩人ごっこしたり、恋をしたこともあるけれど、ただ、お互いを知る日々を過ごしているような。でもそれは、ホテル・カクタス というアパートに流れる時間や、光、湿度がこの徒然感を産んでいるみたい。。 私は、ハードボイルドな帽子が好きですけど、父が14 母は7 という、数字の生い立ちにも惹かれるんですよねぇ。。
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