商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 角川春樹事務所 |
発売年月日 | 2002/11/28 |
JAN | 9784758410038 |
- 書籍
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神様のパズル
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神様のパズル
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商品レビュー
3.6
59件のお客様レビュー
おもしろい!
SFだけど、青春小説。第3回『小松左京賞』受賞。落ちこぼれ気味の大学生と、人工授精で生まれた天才少女のコンビが追究する真理とは?飛び交う物理用語はわからなくても、思い切り楽しめます。オススメ!!
yoko
卒業するためには、ゼミの単位を取らないと危うい。鳩村教授のポイントを稼ぐために、綿貫基一は16歳の天才少女穂瑞沙羅華を訪ねることになる。そして、彼女と組んで「無から宇宙を創り出すことができる」という課題に取り組み、ディベートに臨むことになる。さらには、一人暮らしのおばあさんの田ん...
卒業するためには、ゼミの単位を取らないと危うい。鳩村教授のポイントを稼ぐために、綿貫基一は16歳の天才少女穂瑞沙羅華を訪ねることになる。そして、彼女と組んで「無から宇宙を創り出すことができる」という課題に取り組み、ディベートに臨むことになる。さらには、一人暮らしのおばあさんの田んぼも手伝う羽目に。やれやれ、好きな女性の尻を追うばかりで手は出せないし、頼まれたらいやだと言えないし、気の小さいへなちょこなのである。物理学を専攻していながら、そこらのアマチュアと変わりのない知識量だしね。「無という無限のエネルギーを持ったものから宇宙は生まれた」ということは雑誌「ニュートン」などで読んで知っていたが、沙羅華はそれを自分の手で成し遂げようとするのだ。綿貫は何とか彼女の助けになろうと奮闘する。 二人の議論を読んでいるとなかなか面白いのだが、何故そうなのかということになると物理学では答えることはできないだろうなあ。沙羅華がいう”彼”とは、神のことなのだろうが、宇宙や人間の存在の意味など答えてくれるのか。沙羅華は結局そういうことを求めていたのだ。それは彼女自身の生い立ちと関係があった。 へなちょこの綿貫も一見生意気な沙羅華も私にとっては好感が持てる。いいやつらだと思う。
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軽く読めるSFを探して出会った作品。 天才が凡人へと”成長する”物語だと感じた。 議論の内容は難しいが、SF要素はそれほど重要ではなく、農業シーンの方が重要だったと勝手に解釈。
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