商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 1979/10/01 |
JAN | 9784061582965 |
- 書籍
- 文庫
とりかへばや物語 全訳注(4)
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とりかへばや物語 全訳注(4)
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商品レビュー
3.5
4件のお客様レビュー
物語はめでたしめでたしで幕を閉じますが、二条殿に、右大将(男君)夫妻、尚侍(女君)の里邸だけでなく、宇治の妹宮に権中納言をお婿にして、あの若君まで住まわせるというのは、どうなのでしょう? 当時の読者もニアミスを心配しつつ読んだのかしら。
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平安時代後期に成立した作者は不詳の物語です。関白左大臣の2人の子供が、男児は「姫君」として、女児は「若君」として育てられることとなったことから始まる物語です。本巻が最終巻となります。前巻で元の性別に戻った2人は、それぞれ社会的にも成功者になってハッピーエンドです。この2人以外の主...
平安時代後期に成立した作者は不詳の物語です。関白左大臣の2人の子供が、男児は「姫君」として、女児は「若君」として育てられることとなったことから始まる物語です。本巻が最終巻となります。前巻で元の性別に戻った2人は、それぞれ社会的にも成功者になってハッピーエンドです。この2人以外の主要キャラは、最後まで滑稽で損な役回りを演じる人もいればちょっと可哀そうな立場になってしまった人など悲喜こもごもです。マリア様がみてるで福沢姉弟が、これを学園祭で演じることになってましたが映像化されなかったのが残念。見てみたかった。
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最終巻は、兄と妹が入れ替わったことで両親や2人に関わった姫君など、みんな幸せになりましたとさ、チャンチャン、という感じで終わりました・・・ 正直4巻はいらなかったのでは?!と思うくらい話も進まず、盛り上がりもなく、結構退屈でした。 が、全巻とおして振り返るとなかなか面白かった...
最終巻は、兄と妹が入れ替わったことで両親や2人に関わった姫君など、みんな幸せになりましたとさ、チャンチャン、という感じで終わりました・・・ 正直4巻はいらなかったのでは?!と思うくらい話も進まず、盛り上がりもなく、結構退屈でした。 が、全巻とおして振り返るとなかなか面白かったです。 この時代、男性には男性にしか、女性には女性にしか出来ないことばかりで、現代のように男女が同じように働く、とか、同じような服装でいる、とかがありえない。そんな時代に性を逆転させ、性別による思考回路の違いを描いてる作品って斬新!とあらためて感心しました。
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