商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 1979/07/25 |
| JAN | 9784061163676 |
- 書籍
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風の歌を聴け
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風の歌を聴け
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商品レビュー
3.7
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村上春樹の「風の歌を聴け」を読み返した。大学生以来だったと思う。 この作品には1970年という時代の変わり目、あるいは激動の60年代を生き延びた者が抱える都会的な虚無感を捉えたような手触りがあり、そしてそれは精密なプロットやキャラクター造形があってこそのものではなく、場面やシチ...
村上春樹の「風の歌を聴け」を読み返した。大学生以来だったと思う。 この作品には1970年という時代の変わり目、あるいは激動の60年代を生き延びた者が抱える都会的な虚無感を捉えたような手触りがあり、そしてそれは精密なプロットやキャラクター造形があってこそのものではなく、場面やシチュエーションは最少限で人間関係も僕と鼠、そしてジェイ、女たちというこじんまりとしたものである。もしかすると村上春樹自身も、ポストモダン的な鋭い批判者的な自らの視点から逃れるために勢いに任せた人間関係を土台に、ときにハートフィールドという虚構を持ち込むことで強引に小説として仕立て上げたところがあるのではないかと感じた。 というのも、この小説は視覚的な情景描写が最小限に抑えられ、一見するとほとんど噛み合っていない、どこに行き着くのかわからない会話やドラマが根底にあり、これをどうしても小説にしなければならなかったという情念のようなものを感じるからなのだが。それは冒頭にある「書くこと」についての導入、小説家を志望する鼠という存在に落とし込まれているように感じた。ある種平板で、思わせぶりな叙述やさまざまな消費社会的な記号を一枚捲ると虚無が広がっているようなところも、私のこうした見方を強めるところであった。 正直、読んでいて面白いとは思わなかったが、時代の変わり目にあって自らの厳しい批評の目からなんとか逃れようとする若い作家自身の情念に強く惹かれるところがあった。
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伝えることについての文章だと解釈した。アメリカかぶれのラジオDJが、お便りを読み上げた後に太字で伝えたことが全てだと思った。率直に伝えること。
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ついに村上春樹さんデビュー。 なんとなくだけど、何度もノーベル文学賞を受賞するといわれているわけがわかる。 だってノーベル賞って、今までこの世に無かった概念やら物質なんかを発見した、その結果じゃなくて過程に対して贈られるものだと思っているから。 村上春樹さんには今まで無だったも...
ついに村上春樹さんデビュー。 なんとなくだけど、何度もノーベル文学賞を受賞するといわれているわけがわかる。 だってノーベル賞って、今までこの世に無かった概念やら物質なんかを発見した、その結果じゃなくて過程に対して贈られるものだと思っているから。 村上春樹さんには今まで無だったものにチャレンジした過程を感じることができる。 そしてなによりおしゃれな作品。 オイラの頭の中のはずっと、とんねるずの「セブンスコードを天国にくれ」という楽曲が流れていた。 とんねるずも芸人というカテゴリーには収まらないおしゃれさがあった。 今や死語だけどトレンディドラマの脚本のようなものも感じた。 トレンディドラマ=おしゃれでしょ。 あとは構成。 まるで映画の編集をしたかのように、わざとかなぁ、きれいに話がつながらない。 これは黒澤明さんとか北野武さんが映画を編集する手法で、数学者にはたまらなく気持ちいいらしい。 そしてこれもわざとかなぁ。 ざっくりアバウトに描写したかと思えば、吸ったタバコの数まで正確に描写したりする。 こういうところなんか、おしゃれだなぁって思ってしまう。 オイラにしてはめずらしくダラダラと長文になったが、それだけ衝撃的な出会いだった。 そこまで書いてて星が5つじゃないのは、オイラみたいな凡人ではわからない描写がたくさんあり、その才能に物書きを目指した人間の一人として嫉妬したから笑。
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