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江分利満氏の優雅な生活 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 1968/02/20 |
JAN | 9784101111018 |
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江分利満氏の優雅な生活
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江分利満氏の優雅な生活
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商品レビュー
4.1
15件のお客様レビュー
大の山口ファンである…
大の山口ファンである弟のお勧めで初めてこの本を読んでから、私もファンになりました。作者の友達の話と思って読み終え、every man である事を知ったのはずっと後になってからでした。そこでまたまた納得。
文庫OFF
サラリーマンの物語と言えば「島耕作」が浮かぶ。 「動的」で「憧憬的」なストーリーの前者に比べると、 山口瞳のこの作品をコミカライズすれば著しく「静的」な物語になってしまうだろうか。 飄々とした一庶民の生き様が時代を問わず共感を抱かせる一方で 出生における不都合からの生じたある種...
サラリーマンの物語と言えば「島耕作」が浮かぶ。 「動的」で「憧憬的」なストーリーの前者に比べると、 山口瞳のこの作品をコミカライズすれば著しく「静的」な物語になってしまうだろうか。 飄々とした一庶民の生き様が時代を問わず共感を抱かせる一方で 出生における不都合からの生じたある種の諦念、戦争前後の驚天動地の中で育まれた思惟といったより著者本人のカラーが出る部分にも読ませるものがあった。
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35歳で東西電気に務め、妻と10歳の息子とともに暮らしている江分利満(えぶりまん)というサラリーマンの男の日々の生活をえがいた作品です。 高度成長期のごくあたりまえの男の現実がユーモラスな文章で記されており、気楽に読むことができますが、江分利の日常を脅かす父親とその老醜に触れた...
35歳で東西電気に務め、妻と10歳の息子とともに暮らしている江分利満(えぶりまん)というサラリーマンの男の日々の生活をえがいた作品です。 高度成長期のごくあたりまえの男の現実がユーモラスな文章で記されており、気楽に読むことができますが、江分利の日常を脅かす父親とその老醜に触れた箇所など、心を揺さぶられます。「才能のある人間が生きるのはなんでもないいことなんだよ。……ほんとに「えらい」のは一生懸命生きている奴だよ、江分利みたいなヤツだよ。匹夫・匹婦・豚児だよ」と語られているように、江分利に注がれる著者のあたたかいまなざしが印象深く感じられました。
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