空から墜ちた

黒田征太郎(著者)

• 販売会社／発売会社: 新風舎
• 発売年月日: 2001/12/25
• JAN: 9784797419078

商品レビュー

2021/10/23

2001年
構成 塩沢文男

9.11
当時、アメリカにいた黒田征太郎さんが、
その思いを絵葉書で日本に送っていた。
その一部を集めて、本にしたもの。

NOTE記録
https://note.com/nabechoo/n/n8bf35a15b84a?magazine_key=m95a0626608c7

その絵葉書は、ポップアートのような作品で、
何千、何万とつくられ、日本に送られていた。
そうせずにはいられない、溢れ出る何かがあったと。

2005/03/16

ニューヨークに住むイラストレーターの黒田征太郎さんの家はあのワールドトレードセンターからわずか数キロの所だそうだ。９・１１の事件以降、黒田さんが感じたことをイラストにし、雑誌を切り抜き、文章にし、それを日本へ何枚も何枚も絵葉書にして送り続けた、それをまとめたものです。ブッシュのことをヒトのイノチが失われたことを悲しんでいるのではなく、一度も叩かれたことない子供が初めて他人に叩かれて驚き怒ってるのではないかという黒田さんの言葉は、ものすごく共感した。アメリカは被害者だけど、どこかで加害者であった訳で、現在、被害者なんだからという所だけをゴリ押しして、本当の被害者を救済することよりも、いい機会だし、嫌いな奴をやっつけちゃおうという、まあ、それはアメリカの総意ではなく、権力を持っている人達がやってることだけれど、どうも嫌悪感を感じる。