商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 角川書店 |
発売年月日 | 2004/11/30 |
JAN | 9784048735643 |
- 書籍
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霧笛荘夜話
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霧笛荘夜話
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商品レビュー
3.8
41件のお客様レビュー
おすすめです
それぞれに名前がついた、6つの部屋。運河のほとりに建つ古アパート「霧笛荘」そこに集った住人たちを描いた連作短編集だ。世間からみればアウトローだったかもしれない彼らの生き様が、心を打つ。
abtm
人にはそれぞれ物語の主人公として描写できる楽しさ、哀しみ、幸せがあるんだなと、つくづく感じた。著者らしい何とも言えない切なさ、ひと時の幸せの儚さが胸を打った。自分が一番幸せも、誰よりも不幸などはなく、日常の、気にも留めなかった隣人との関わり方一つで人生に深みと彩りをつけるんだなと...
人にはそれぞれ物語の主人公として描写できる楽しさ、哀しみ、幸せがあるんだなと、つくづく感じた。著者らしい何とも言えない切なさ、ひと時の幸せの儚さが胸を打った。自分が一番幸せも、誰よりも不幸などはなく、日常の、気にも留めなかった隣人との関わり方一つで人生に深みと彩りをつけるんだなと感じた。自分が歳を重ねた時にもう一度読んでみたい。
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※このレビューにはネタバレを含みます
霧笛荘に住まう住人たちは、それぞれ不器用に社会の下層であがいて、もがいて、たくましく生きている。彼ら1人ずつに光をあてて描く短編集。 不幸な境遇も不幸と嘆かず、生きていく彼らを追って切なくなったり、ほっこりしたり。 最後に明かされる、霧笛荘を老婆が守る理由、住人が選んだ結末が人のあたたかさや繋がりを示してくれていて、読後感は柔らかかったです。
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