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逆説論理学 中公新書593
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逆説論理学 中公新書593

野崎昭弘(著者)

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逆説論理学 中公新書593

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論社
発売年月日 1993/06/10
JAN 9784121005939

逆説論理学

¥726

商品レビュー

3.7

11件のお客様レビュー

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2017/12/24

『詭弁論理学』(中公新書)の続編です。 さまざまなパラドクスを紹介し、最後はカントールの集合論からゲーデルの不完全性定理に至るまでの流れをかいつまんで解説しています。 ゼノンのパラドクスについても考察がおこなわれています。哲学者の野矢茂樹もおおむね著者と同様の観点からこの問題...

『詭弁論理学』(中公新書)の続編です。 さまざまなパラドクスを紹介し、最後はカントールの集合論からゲーデルの不完全性定理に至るまでの流れをかいつまんで解説しています。 ゼノンのパラドクスについても考察がおこなわれています。哲学者の野矢茂樹もおおむね著者と同様の観点からこの問題について考察していたのを読んだことがありましたが、本書では言葉の問題と論理の問題の双方にわたって著者自身の考えが示されており、興味深く読みました。

Posted by ブクログ

2015/09/27

矛盾、無限、パラドックスなどをキーに、論理学の普通だとちょっと気がつかないような話を突っ込む。 面白くてなんども読み返しているが、読んでる途中でいつでもどうでも良くなってくるところはある。 ただ、こういうことを考えて生活している人もいるんだというのが一番心に響くかも。

Posted by ブクログ

2013/08/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ミッション・スクールという言葉がいかに羨望、憧憬を感じさせてきたか。漱石「三四郎」の美禰子、藤村「桜の実の熟する時」の勝子、蘆花「黒い眼と茶色の目」の寿代、花袋「蒲団」の芳子、そして戦後では石坂洋次郎「若い人」の江波恵子などがその系譜になります。美禰子のモデルが後の平塚雷鳥で、実は禅宗に傾倒していったとのこと。キリスト教的な雰囲気を出すことによって田舎から出てきた明治期青年の「西洋」「リベラル・アーツ」に対する憧憬を象徴したということは納得がいきます。それは「蒲団」においてもそうだとのこと。しかし、明治中期の内村たちへのキリスト教への迫害がミッション・スクールにとっての逆境の時代でもあったとのことは初めて知りました。制服を着た「ファム・ファタル」という言葉も初めて知りました。運命の女(フランス語)の意味だそうで、男をその性的魅力で惹きつけ、破滅させるような女とは確かにこれらの小説の女性たちのイメージです。そして戦後の双葉・聖心女子大出身の美智子妃のミッチー・ブーム、田園調布双葉出身の雅子妃らの皇室へ嫁ぐという「やんごとなき」イメージへ。雅子妃の時にはそんなにブームにならなかったのが、あまりにも優秀で完璧な女性過ぎたということが、皮肉でありながら、確かにそうだと思わざるを得ないのも、あの小説のヒロインたちを覚えているからでしょう。京都女子大を舞台にした「女の園」の暗さを引き合いに出しているのには笑えました。女子中・高ばかりを書いているわけではないのですが、文学の世界などに書き及ぶ中では著者自身も女の子に偏らざるを得なかったように思います。

Posted by ブクログ

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