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夏服を着た女たち 講談社文庫
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夏服を着た女たち 講談社文庫

アーウィン・ショー(著者), 常盤新平(訳者)

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夏服を着た女たち 講談社文庫

418

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 1987/02/05
JAN 9784061832480

夏服を着た女たち

¥418

商品レビュー

3.3

6件のお客様レビュー

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2024/04/01

昔読んだ本を再読。表題作、「80ヤード独走」「ニューヨークへようこそ」「フランス風に」は記憶に残っていた。 80年代当時アーウィン・ショーはニューヨークの洒落た作家という売りだったが、今読んでみると、ニューヨークやパリを舞台にしてはいるものの、登場人物は人生に敗れた人が多いし、男...

昔読んだ本を再読。表題作、「80ヤード独走」「ニューヨークへようこそ」「フランス風に」は記憶に残っていた。 80年代当時アーウィン・ショーはニューヨークの洒落た作家という売りだったが、今読んでみると、ニューヨークやパリを舞台にしてはいるものの、登場人物は人生に敗れた人が多いし、男女の心のすれ違いがあらわになるシーンを描いていて、なかなかビターである。 男女の心のすれ違いの白眉が表題作。 大恐慌をきっかけに、夫婦の生き方の違いが埋められない溝となっていく「80ヤード独走」、長期出張の間恋人を待たせることを繰り返し、自分が帰ってくるのを恋人が心待ちにしていると思い込んでいた男が別れを告げられる「フランス風に」もなかなか良い。この辺りが代表作と言えるかもしれない。 「アメリカ思想の主潮」「カンザス・シティに帰る」は家族を一馬力で養う男の辛さが描かれていて、隔世の感は否めない。妻も働けよと思うが、当時はこれが共感を呼んだのだろう。 「ストロベリー・アイスクリーム・ソーダ」もちょっとマッチョで古臭い。 アーウィン・ショー自身ショービズ界にいたこともあるので、脚本家や売れない女優(俳優と書きたいところだが、ここに出てくるのは「女優」だけ。)が主要人物になっているものも多い。 女優ものとしては「ニューヨークへようこそ」「憂いを含んで、ほのかに甘く」があり、「ニューヨークへようこそ」のグレタ・ガルボに似た女は強い印象を残す。 移民として差別されてきたタクシー運転手のプライドと夫婦の価値観の対立を描いた「原則の問題」も良かった。 しかし、訳には「?」となる部分があり、そもそも「夏服」が制服のイメージだし、小笠原豊樹の「サマードレスの女たち」で読んだ方が良かったんじゃないかという気がする。

Posted by ブクログ

2023/12/08

わたしにもチャンスとか大きな選択が降ってくる前に、賭け事でもしてそれを楽しめるぐらいの度胸でも蓄えとこうかな

Posted by ブクログ

2014/06/07

【内容】誰もが少しずつ不幸だ。誰もが少しずつすれ違ってる。 【感想】古書店で、表紙が素敵だと思って買った。和田誠さんだった。あっさりさと、そこはかとないカッコよさはよく似合ってる。 (2014年06月07日読了)

Posted by ブクログ

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