死刑 人は人を殺せる。でも人は、人を救いたいとも思う

森達也(著者)

• 販売会社／発売会社: 朝日出版社
• 発売年月日: 2008/01/20
• JAN: 9784255004129

商品レビュー

2025/05/21

被害者遺族の総意で死刑の存廃を決定するとか死刑をなくす代わりに遺族の私刑は罪ならないとか極端なことをしない限り犯罪の抑止効果も含め死刑制度は廃止しないほうが日本では良いのではないかとこの本を読んで改めて思いました。

2022/06/30

死刑制度について考えさせられた。そして机上の空論だけで考えれば考えるほど、私の頭では結論が出せないことだと知りました。社会のしての秩序、ルールが無くてはいけない、でも一個人に視点を置きかえれば私達の誰も正しい答えを出せない。何に重きをおいて死刑制度を見直すかという風に考えるしかないのかも知れない。

2022/03/30

人は人を殺せるし、人は人を救いたいと思う。嗚咽、

教誨師という存在を初めて知った。死刑執行の時に、死刑まで追い込む検察官はその場にはいないし、どうやって死刑になるのか知らない人ばかりだし、そこらへんの仕事はしてる人はその話がタブーなわけで、、、
死刑囚になる大半の人はたぶん孤独であったことが、犯罪を犯してしまう大きな原因なんだろうけど、そこで死刑にしたからといって、被害者遺族に応報するのかと言ったら、被害者が戻ってくるわけではないし、という堂々巡りの思考が頭の中一杯になる。

存置か廃止、私には全然決め切れないけど、
死刑制度がある限り死刑になりたくて犯罪を犯す人もいるわけで、解決方法にはなってないんだろうなと、それについては強く思う。
やっぱり、人と人は助け合えるから人として生きれるんだと思う。うん。