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自由な学びが見えてきた サドベリー・レクチャーズ
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自由な学びが見えてきた サドベリー・レクチャーズ

ダニエルグリーンバーグ【著】, 大沼安史【訳】

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自由な学びが見えてきた サドベリー・レクチャーズ

1,980

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内容紹介
販売会社/発売会社 緑風出版
発売年月日 2008/01/25
JAN 9784846108014

自由な学びが見えてきた

¥1,980

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2017/02/26

チューリップ『自由な学びが見えてきた サドベリー・レクチャーズ』から 【アンスクーリングについて指摘されている問題点】を抜粋。 「家でほとんどの時間を過ごすこどもたちに、好ましい社会化のメカニズムをあてることができるか、という問題。」 ①デモクラティックな環境の欠如 ...

チューリップ『自由な学びが見えてきた サドベリー・レクチャーズ』から 【アンスクーリングについて指摘されている問題点】を抜粋。 「家でほとんどの時間を過ごすこどもたちに、好ましい社会化のメカニズムをあてることができるか、という問題。」 ①デモクラティックな環境の欠如  アンスクーリング状況からは、直接的なデモクラシー体験は生まれてきません。親たちが絶えずそこにいて、大事な決断をすべて自分達で下しているからです。  こどもたちを保護しようとする、親としての傾向が、そこにどうしても出る。 ②アンスクーリング状況には、現実世界の制限に対し自らをさらす試練がない。  ・彼女らがサドベリーという制度をどうすれば使いこなせるかを学び、政治というものや、学校内における人間関係の理解を深めていく。  ・アンスクーラーの子ども達の相手は親に限られ、より大きな、愛想のないコミュニティーを相手にしているわけではない。 【こどもたちは親の前だと、その反応にいちいち過敏にならざるを得ない。親は子ども達の好きにして、と言っておきながら(あるいは自分でそう信じていながら)、そのくせ、ほんとうは何をしてもらいたいか、いろんなかたちで微妙に伝えるものです。】 【子どもに対する親のコントロールは、投げ捨てようにも捨て去ることができないものです。】  以上が抜粋です。  著者であり、サドベリー・バレー・スクールの創設者でもあるダニエル・グリーンバーグ氏は、サドベリーに子どもを通わせている親でもあり、スタッフでもある。  そんな彼は、家庭においては、子どもの親であり、その職業は学校のスタッフである。  そんな彼が言うことには、矛盾してないか?  彼は、サドベリーの精神と通じて、家庭での子育てに信念を持っている。彼の娘が長いこと字を読み始めなかったのに、他の親あるいは学校教師のように「始めたほうがいいんじゃない?」と、うながさなかったのだから。  そして「交渉相手は親だけ」という理論。    親も子も、家庭という生活共同体をうまくまわしていくために、意見交換・コミュニケーションをとらなければならない。【お互いの】自由と権利を、誰かが犠牲とならずに主張するためには、深いコミュンケーションは必要不可欠だ。  子どもの自由を認めようという親ならば、「サドベリーと同じ」と考えている親ならば、親も子も生活共同体を担う同志であり、仲間であるという意識を持つのは当然の成り行きだろう。お互いの自由と権利には、責任を併せ持つのだということを、身をもって、伝えないわけにはいかない。  そして、子どもは要求を通すために、親の背後にある地域や社会的慣習、親の持ち越した家庭特有の思い込みや慣習を打ち破らなければならない。  親はといえば、【子どもに対するコントロール】という【ファミリー・チェーン(家族の鎖:先祖代々受け継がれてしまった家族間の悪しき習慣)】を断ち切るという壮大な計画を実行しない限り、鎖に親も子も苦しめられることに気づくだろう。  日本は、その点はアメリカが見習う文化を持っている。  そもそも、その日本の育児文化を否定し、欧米化したのが戦後のアメリカ政策だった。  アメリカの政策によって、日本の育児は「抱き癖をつけてはいけない」とかいう悪しき習慣がはびこったのであるが、アメリカでは今、逆のことがなされている。  (日本の食もまた、同じ問題を抱えている。まったく同じ問題を。)  日本人の若い世代に犯罪率が少ないことは世界で注目されていることらしい。それは「甘えさせる」文化があるからだと。  そのステップがあるから、【自分と同じく、他も、尊い命なのだ】ということを学ぶ。  また【自然に対してすべて神が宿っているとしていた】。  作物を成長させるお日様に手を合わせていた。  そういった自然から学ぶ姿勢。  日本のアンスクーリング。  日本のサドベリー・スクール。  それは日本の文化を真髄に添えて、進んでいくものと思う。   (2009年3月29日の日記より)  

Posted by ブクログ

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