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エビと日本人(2) 暮らしのなかのグローバル化 岩波新書
902円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2007/12/20 |
JAN | 9784004311089 |
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エビと日本人(2)
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エビと日本人(2)
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商品レビュー
3.5
17件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
おもろ過ぎる。まずタイトルが激アツ。エビと日本人「Ⅱ」だ。セカンドシーズン。Ⅰも読んでみたい。本書はスマトラ沖地震後に書かれた。初めの方では凄惨なルポも垣間見えた。個人的にエビはあまり食べないのだけど、エビはまさに「金のなる木」バナナや化石燃料と同等なのだ。エビで経済が学べる。日本はひたすら輸入して食べる側だから読むまでピンと来なかったが、アジア諸国が発展をしたのもエビの功績が大きい。他にはエビの種類ついて名前の表示は良い加減っていうのが面白かった。すぐ見分けが付くし、たとえ何のエビだろうが食べて美味しかったら良いのだ日本人は。あとアメリカ人もいっぱい食べるようになったのが大量消費に繋がるのだが、これについては「ヘルシー」というパワーワードの凄みを感じた。何がヘルシーかよく分からなくてもとにかくヘルシーは強い。
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本著は、「エビと日本人」の著者による20年ぶりの続編である。データのみならず、この20年間のエビに関わる状況は大きく変化した。著者は、自由市場主義の重要性を認識しつつも、資本主義がもたらす貧富の格差、特に南北問題を憂慮しているとともに、多産を促すために雌の目を切り落とすことに反対...
本著は、「エビと日本人」の著者による20年ぶりの続編である。データのみならず、この20年間のエビに関わる状況は大きく変化した。著者は、自由市場主義の重要性を認識しつつも、資本主義がもたらす貧富の格差、特に南北問題を憂慮しているとともに、多産を促すために雌の目を切り落とすことに反対する等、エビに対する愛情を強く感じた。エビの輸出に際し抗生物質が使われるなど、エビは必ずしも安全な食品とは言えないとの記述も気になった。生産から消費に至る経緯、国別生産量と消費量、養殖、環境への影響等、エビに関する様々な最新の状況が理解できた。
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前著から20年だそうだが、20年たって書けることがこれだけなのか。というか根本的に詰めが甘くて学生のレポートレベル。エビの輸入統計での加工品の扱いを詰めずにダラダラ書くくだりでは読んでいて怒りを覚えた。先に整理しろと。数字などおかしなところも多い。校正が仕事をしていない。 「台...
前著から20年だそうだが、20年たって書けることがこれだけなのか。というか根本的に詰めが甘くて学生のレポートレベル。エビの輸入統計での加工品の扱いを詰めずにダラダラ書くくだりでは読んでいて怒りを覚えた。先に整理しろと。数字などおかしなところも多い。校正が仕事をしていない。 「台湾養殖業はさんざん日本に振り回されて腹は立ちませんか」と聞いて、「いまは海外市場は日本だけでなく世界中に広がっているのでどうとも思わない」とか言われたのが印象的だったとか。。。 このゆるさの原因は「前著で書いたエビの入門的な情報は、この本位は最低限しか書くことができなかった。」ことだけではないと思う。 世界のエビ漁獲高(含む養殖)1990年:263万t、2005年:610万t。海で獲れたエビは1.7倍、養殖は4倍近くに。種類別ではブラックタイガーが1位だったのが、バナメイが1位に取って代わった。ブラックタイガーも絶対量は増えているがバナメイに伸び率でかなわない。 日本のエビ輸入量は1984年:14.3万t、1994年:30.5万t(これがピーク)、今はピーク時の85%くらいの一人当たり消費量。世界の貿易量は米・中による輸入を中心に増えているが。→アタマに書いたように加工品(冷凍食品とか)がノーカンになっているらしい バナメイは底だけではなく泳ぎ回るので水の容積で密度を考えられる。しかも耐病性が高い(今はそれどころでなくなったが)。ブラックタイガーは底を這うので面積が問題。 エビ養殖が盛んになったのは台湾のブラックタイガーから。しかし台湾は病気でダメになった。やはり過密がいかん模様。 インドネシアのエビ養殖でエラいのは倉庫を持っている人だと。水産業らしい。 エビの片目を切り落として抱卵を促進させられるとか。ちと恐ろしい。
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