商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2007/12/17 |
JAN | 9784104752034 |
- 書籍
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インテリジェンス人間論
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インテリジェンス人間論
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商品レビュー
4.1
14件のお客様レビュー
鈴木宗男とか森喜朗とか、これが出た当時に比べると今は存在感が薄れたり、森元総理みたいにテレビを見ても、頭の中までヨボヨボなんだろうな、という雰囲気を感じるようになった。そのあたりからの印象かもしれないけど、本書に比べると佐藤優の本も、最近はずいぶん脂が抜けたんじゃないかなぁ、なん...
鈴木宗男とか森喜朗とか、これが出た当時に比べると今は存在感が薄れたり、森元総理みたいにテレビを見ても、頭の中までヨボヨボなんだろうな、という雰囲気を感じるようになった。そのあたりからの印象かもしれないけど、本書に比べると佐藤優の本も、最近はずいぶん脂が抜けたんじゃないかなぁ、なんてことを感じたものだ。ある種、生々しい人物描写とか文章から漏れてくる自分の身に降りかかったことへの怒りとか恐怖、先行きへの警戒みたいなものが、今はもうないのだと思う。 もう10年以上前に出た本なんだね。たぶん読んでなかったんじゃないかなぁ、と思って読んだけど、知っているエピソードは多々あった。ただ、佐藤氏はたくさん本を出していて、特に自分の経験という部分では当然同じことを他でも書いているからなぁ。どこで読んだかは、もはやわからなくなっている。イエス・キリストのこととかユダの福音書のこととか、新鮮に読めて楽しかった。
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インテリジェンス人間論 (和書)2010年03月16日 15:18 2007 新潮社 佐藤 優 神学を学ぶということは決して無駄なことではないと感じさせてくれます。超越性無くして超越論的もありえないのかなって感じた。 イエス・キリストの不良少年、イスカリオテのユダの福音書など面白い見方・考え方があって興味深かった。
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「自民党総務局長の職務は、世間一般にはあまり知られていないが、選挙における党の公認を決定し、選挙費用を分配、その他、自民党に敵対する政治家の信用失墜のための裏工作を計画、実行するなどの汚れ仕事を含む広範囲に及ぶ。」(p13 第一話 鈴木宗男の悲しみ) のっけからおっかないことが...
「自民党総務局長の職務は、世間一般にはあまり知られていないが、選挙における党の公認を決定し、選挙費用を分配、その他、自民党に敵対する政治家の信用失墜のための裏工作を計画、実行するなどの汚れ仕事を含む広範囲に及ぶ。」(p13 第一話 鈴木宗男の悲しみ) のっけからおっかないことがサラリと書いてあるが、佐藤優氏の著作は、成熟した大人のための読み物という言い方がふさわしい。 現実の社会を深く経験してきた人しかわからない苦さと、そして愛情に満ちている。 「(イスラム原理主義、マルクス主義同様、)私が信じるキリスト教思想も、基本的には「人殺し」を正当化する論理を含んでいる。だから思想を扱うこと殺人は隣り合わせにある。このことを自覚していない思想家は無責任だと思う。」(あとがき p319-320) 「戦争を意識しないような思想は、偽物とはいえないとしても「思想の抜け殻」にすぎないのだと私は考えている」(あとがき p320) こういうことを遠慮なく表明する著者の本が面白くないわけがない。 内容に必ずしも賛同するわけではないが。 あまりに軽々しく発せられるネット上の言葉の切れっ端にいつも曝されているので、こういう腰の重たい文章に出会うとホッとするわけである。
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