商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 毎日新聞社 |
発売年月日 | 2000/09/01 |
JAN | 9784620106151 |
- 書籍
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新宿鮫
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新宿鮫
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商品レビュー
4
15件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
新聞連載だったようだが、新宿の地理や歴史に関する描写がやたらに長く、しかもいかにも「資料読んでます」感が丸出し。なぜか土地の歴史に詳しい老人がベラベラベラベラ説明セリフを語りまくる場面などは死にたくなった。
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本屋で新宿鮫の最新刊が平積みされてて、懐かしくなり一番記憶が新しかった「風化水脈」を再読。学生時代めっちゃ好きだった新宿鮫。特に「風化水脈」は真壁がすごい印象に残ってた。今読み返してもかっこいい。晶の成分が少ない!とも当時も思ってた。笑 今となっては時代の変化を感じる。殺人事件の...
本屋で新宿鮫の最新刊が平積みされてて、懐かしくなり一番記憶が新しかった「風化水脈」を再読。学生時代めっちゃ好きだった新宿鮫。特に「風化水脈」は真壁がすごい印象に残ってた。今読み返してもかっこいい。晶の成分が少ない!とも当時も思ってた。笑 今となっては時代の変化を感じる。殺人事件の時効も廃止されたし、マイルドセブンはもう無いし。新宿の街並も多分違うはず。事実は小説より奇なり、というけど世界の変わりように小説の人物が適応するのも大変だね。
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今回の鮫島は云わば忍耐の男だ。“静”の新宿鮫である。それは作者が「時の深み」を底流に物語を紡いでいるからだ。 新宿鮫Ⅰの頃から出ていた真壁を核にし、これまでの集大成として本書を書いた事は疑いない。当初ギラついたバイプレイヤーとして出てきた真壁をこんな風に鮫島と対峙させるとは誰が予...
今回の鮫島は云わば忍耐の男だ。“静”の新宿鮫である。それは作者が「時の深み」を底流に物語を紡いでいるからだ。 新宿鮫Ⅰの頃から出ていた真壁を核にし、これまでの集大成として本書を書いた事は疑いない。当初ギラついたバイプレイヤーとして出てきた真壁をこんな風に鮫島と対峙させるとは誰が予想し得ただろう。私自身、丁々発止の大攻防戦を考えていただけにこれだけじっくりと味わい深い物語を展開させられるとはいい意味で裏切られた。 そして雪絵の母と大江の物語…。 最後の、機動隊の奏でる喧騒をバックに駐車場の詰所で静かに語らう鮫島と大江。サイレンとパトライトの只中でそこだけ音の消えた世界で見つめ合う雪絵の母と大江。静と動が織り成す大人の時間の味わいが、この上なく美味であった。 傑作。
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