商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 角川書店/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2007/11/30 |
JAN | 9784048738019 |
- 書籍
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エピデミック
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商品レビュー
3.6
19件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
「例えば、いつだったか大阪でのO157集団感染の時、マスコミは発症者の正確な数字を求め、行政はそれに振り回された。しかし、そんなもの現場ですぐに集計できるはずがないのだよ。むしろ、メディアはアウトブレイク対応の特殊性を学び、求めるべき正確さの水準を時々に応じて調整すべきなのではないかな。メディアの役割とは、情報の発信者と受け手との間に入り、そう言った調整役を担うことなんだと思うよ」(p.207) I had a little bird. あたしは小鳥を飼ってたの And its name was Enza. 名前は、エンザといったの I opened the window, あたしが、窓を開けたなら And in-flew(flu)-enza. エンザが飛び込んできたの (p.238) T市の市街地は、ほんの一晩にして様相が激変した。人々の多くがマスクを着用している。花粉が多く飛ぶ時期だからマスク姿は珍しくないとはいえ、通行人のほとんどが口を白いもので覆っている光景は、混雑した通りに突如として不吉な白い花畑が出現したかのようだ。口をむき出しにしたまま咳やくしゃみをする者には冷たい視線が集中し、彼らはコンビニやキオスクでマスクを買い求める。花畑は満開になる。(p.242) 「人は、意味の真空を怖れる……」ケイトは口の中でつぶやいた。 早く「元栓」をしめなければならない。救急隊のような訓練を受けた専門家集団まで、もっともらしいけれど根拠のないストーリーに頼りたがっている。(p.365)
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この小説をコロナウイルスの対応状況と比較しながら読むと、新型ウイルスへの対応の是非について残念に感じてしまいます。10年以上前の小説です。
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目の前で現象が起こっているというのに、その原因がはっきりしないって気持ち悪い。 避けて通りたいのに、何に気をつければいいのかもはっきりしないってね〜。最初の場面で、なにげに触れていたから「もしや?」と思ったらやっぱり。 病気っていつの時代も恐怖だ。
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