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松田聖子と中森明菜 幻冬舎新書
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松田聖子と中森明菜 幻冬舎新書

中川右介【著】

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松田聖子と中森明菜 幻冬舎新書

902

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 幻冬舎
発売年月日 2007/11/30
JAN 9784344980631

松田聖子と中森明菜

¥902

商品レビュー

3.6

8件のお客様レビュー

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2021/12/07

2021年12月7日読了。伝説のアイドル・山口百恵の後釜を狙うべく80年代にデビューした数多のアイドルの中で抜きん出た二人の女性歌手、松田聖子と中森明菜の活動・作品履歴とその戦略を追う本。「蒲池法子が扮する「松田聖子」が演じるアイドル『松田聖子』」」という虚構を積み重ねた構造が聖...

2021年12月7日読了。伝説のアイドル・山口百恵の後釜を狙うべく80年代にデビューした数多のアイドルの中で抜きん出た二人の女性歌手、松田聖子と中森明菜の活動・作品履歴とその戦略を追う本。「蒲池法子が扮する「松田聖子」が演じるアイドル『松田聖子』」」という虚構を積み重ねた構造が聖子自身と周りのスタッフたちに自由度と戦略を与えた、という指摘と、初期の作曲家小田裕一郎がデビュー間もない聖子に「インテリジェンスを感じた」と評した言葉が記憶に残る。中森明菜は本名で活動し、その結果楽曲の虚構に自分のパーソナリティ・生活に取り込まれてしまった、という指摘も印象的だが、明菜については書きにくそうだ…。著者の明菜びいきは十分に感じるが。この二人が歌謡曲の世界・日本の文化に対して及ぼした影響、についてはまだまだ十分に研究・評価されていないのかもしれないな。

Posted by ブクログ

2018/11/14

今年、出版された「阿久悠と松本隆」読了後、久々に再読。二つの対立する存在をテーマに現在でも確認できる資料の中の記述を時系列に並べ、大きな時代の流れをデコンストラクションする著者独自のスタイルは10年前から生まれていたことを再確認しました。描かれているのは、消費文明が徹底された80...

今年、出版された「阿久悠と松本隆」読了後、久々に再読。二つの対立する存在をテーマに現在でも確認できる資料の中の記述を時系列に並べ、大きな時代の流れをデコンストラクションする著者独自のスタイルは10年前から生まれていたことを再確認しました。描かれているのは、消費文明が徹底された80年代社会。つまり「おいしい生活」の時代。その前史として「時代と寝た女」山口百恵が成し遂げたことを確認するところから構成されているので、正しい書名は「山口百恵と松田聖子と中森明菜」かも。しかし著者の思い入れが炸裂しているのは、間違いなく松田聖子。いや、松田聖子と松本隆のツープラトン。『ジャンルが違う分野での才能と、異なる個性を持つ二人が結びつくことで傑作を持続的に創造していった点において、「松本隆と松田聖子」の組み合わせに匹敵するものは、ある時期を境に一緒に仕事をしなくなることも含めて、「黒澤明と三船敏郎」しかないであろう。』とはなんたる賛辞か。全てにおいて「外見から入る」松田聖子と「物語を解体させ、イメージのみを提示し、歌詞から意味性を排除する」ことを志向する松本隆の出会いが、いかに創造的だったか、いや、いかに破壊的だったか、ふたりの革命家によって『社会は無意味なものになり、男女の関係すら意味を失っていった。「わたし」と「あなた」は、永遠に「わたし」と「あなた」のままで、「わたしたち」にはならない。』そんな80年代が作られたのです。『松田聖子は無自覚に、松本隆が確信犯的に破壊した、日本の旧来の男女関係、個人と社会のと関係は修復されることはなかった。』百恵が「時代と寝た女」なら聖子は「時代を犯した女」なのか?ならば明菜は「時代に犯された女」なのか?百恵と明菜のあまりにもウェットなことよ。聖子のあまりにドライなことよ。偶然ながら百恵と明菜の芸名が本名であることによるリアルと、法子が聖子を演じるというフィクションにその原因を見る、というのもなんか納得してしまいました。失われた30年の先を考える時、おじさんならではの80年代の再確認はとても価値あると思いました。

Posted by ブクログ

2018/06/17

デビュー前の話などは面白かったし興味深く読んでいたがラストのほうは読むのが面倒になってきた。歌番組内での順位のことが延々と.. ブックオフで購入

Posted by ブクログ

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