商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 角川書店/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2007/11/30 |
JAN | 9784048737685 |
- 書籍
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魔物(下)
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魔物(下)
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商品レビュー
3.1
15件のお客様レビュー
大沢さんなのでてっきりハードボイルドだと思って手にしたら 何と、ハードボイルド・ファンタジー(そんなのあるのか?) 麻薬取締官がロシアからの麻薬密輸捜査の際に 何と魔物に遭遇してしまうと言う奇妙奇天烈な話w ロシアのイコンと呼ばれる聖人を描いた絵が 悪さする話なんです...
大沢さんなのでてっきりハードボイルドだと思って手にしたら 何と、ハードボイルド・ファンタジー(そんなのあるのか?) 麻薬取締官がロシアからの麻薬密輸捜査の際に 何と魔物に遭遇してしまうと言う奇妙奇天烈な話w ロシアのイコンと呼ばれる聖人を描いた絵が 悪さする話なんですわ。 ハードボイルドとしてもそこそこ、 ファンタジーとしてもそこそこ楽しめるので どちらも好きな私としては、総合的には楽しめました。 一気に読めます。
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イコンに封じ込まれていた悪霊が、悪意を持つ人間に乗り移り、更なる悪意を求めていく。対する日本の麻取の警官は、人間の清い心で闘う…みたいな。ラストはうまくまとまって、あーよかった!だったが、主人公のトラウマになる登場人物はもっと何かあるのかと思ってたので、特に説明なくて残念。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
大沢在昌さんの作品を初めて読んだ。新宿鮫のイメージが強く大人でニヒルなハードボイルド作家だと思っていたら、予想に反してド直球の伝奇小説だった。 神とイコン、人間対悪魔、銃撃戦、裏の殺し屋といった僕の心に棲むオトコノコをくすぐるようなキーワードが続々と現れる。恋人、仲間、そして宿敵といった人物配置も完璧。初めは一捜査官に過ぎなかった主人公が事件の進展とともに特権的な立場へとステップアップしていき悪魔との"運命的な"決戦の舞台に立つというストーリー展開にもときめきが抑えられなかった。 そして特筆すべきは、こうしたオトコノコ要素を備えながらも、ご都合主義過ぎる展開や記号的な人間関係というものを排したリアルさも同時にあることだ。
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