商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | みすず書房 |
発売年月日 | 2007/11/19 |
JAN | 9784622073345 |
- 書籍
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パブリッシュ・オア・ペリッシュ
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パブリッシュ・オア・ペリッシュ
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181110 中央図書館 著者は、社会学、図書館情報学を修め、科学情報メディア論と科学コミュニケーションを専門とする文学部教授。科学研究の不正、反倫理的な事件は、自然科学、医学などの分野で多くセンセーショナルに扱われるが、同じ自然科学者系のコミュニティ内部からの義憤的なコメントや...
181110 中央図書館 著者は、社会学、図書館情報学を修め、科学情報メディア論と科学コミュニケーションを専門とする文学部教授。科学研究の不正、反倫理的な事件は、自然科学、医学などの分野で多くセンセーショナルに扱われるが、同じ自然科学者系のコミュニティ内部からの義憤的なコメントや改善提言よりも、外部から冷静に「科学的」な分析を行うこういった人文系専門家の視点のほうが客観性が高く、重要かもしれない。
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論文発表にあたって不正行為がなぜ起きるのか、背景がよく理解できる。 編集者や学会が論文の撤回の対応を明瞭に行っていない場合があり、撤回されたはずの論文が撤回後も引用され続けることも実際に起きている。出版社や文献DBにおいて、撤回された論文が引用されることがないよう対策を行うべ...
論文発表にあたって不正行為がなぜ起きるのか、背景がよく理解できる。 編集者や学会が論文の撤回の対応を明瞭に行っていない場合があり、撤回されたはずの論文が撤回後も引用され続けることも実際に起きている。出版社や文献DBにおいて、撤回された論文が引用されることがないよう対策を行うべきだが、日本ではあまり対策がされていないということをはじめて認識した。(PubMedは撤回された論文にタグを付加し適切に処理しているとのこと。) もっとも懸念されるのは、若手研究者の不正よりも、権威ある研究者の不正かもしれない。権威があればあるほど不正行為は発覚しづらくなると思われる。ピアレビューにより不正行為を防げるというのはもはや幻想であり、厳しい現実をきちんと受けとめるべし。 また、ギフト・オーサーシップも大きな問題である。しかし、論文を発表する段になるとギフト・オーサーシップをしない訳にもいかないという現実があるのでは…。オーサーシップの厳格な適用や共著者のサインの必須化など、著者の指摘どおり「世界的な規模で、オーサーシップへの共通理解が確立されなければならない」と思う。(ギフト・オーサーシップは、当事者以外にはほとんどメリットがない慣行では。) 大学では、研究費の不正利用に対しては近年厳格に臨むようになっているが、論文の不正行為に対しては、理研の事件以降セミナー等がようやく開かれるようになったところである。そうした流れの一環でこの1冊を手に取ることとなった。論文を書く人は一度手に取ることをオススメする。 また、Impact Factorについて、「Web of Science」の説明を読んでも今までイマイチ理解できていなかったが、この本の解説はとてもわかりやすい。
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研究者は研究の着想からデータ収集と分析をへて、最終的に成果を論文にまとめる。論文には再現性を保証する情報が記載され、結果の信頼性が担保される。論文発表を通じて、研究成果は専門領域の進歩に寄与し、社会へ応用されていく。 研究者は発表しなければ生き残れないため、結果として誰にも読ま...
研究者は研究の着想からデータ収集と分析をへて、最終的に成果を論文にまとめる。論文には再現性を保証する情報が記載され、結果の信頼性が担保される。論文発表を通じて、研究成果は専門領域の進歩に寄与し、社会へ応用されていく。 研究者は発表しなければ生き残れないため、結果として誰にも読まれない論文が出版されるようになっている。
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